このブログを始めたのは今から4年半ほど前のことです。ブログにハマった僕に嫁ちゃんがノートパソコンを買ってくれました。それがChromebook Flip C100PA。WindowsでもMacでもないChrome OSはシンプルでできないこともあるけど軽快で快適、ブログ運営にはとにかく素晴らしいパソコンだと思ったものです。
C100PAは、Chromebookの中でも10.1型とモバイル型の中でもコンパクトで当時世界最軽量、そのうえ、コンパクトなのにキーボードが打ちやすく、樹脂製でなくアルミ製のしっかりとしたボディで、長文を入力するブロガーが携帯するモバイルノートパソコンとしては完ぺきといって良いものです。

とにかく僕はこのC100PA気に入っていて、購入から4年たった今でもバリバリ使い倒しています。
ところが、ChromebookはWindowsなどのパソコンと違い製品ごとにOSのサポート期間が決まっていて、C100PAのサポートも2020年7月に切れてしまうのです。そしてついに「今後このデバイスではソフトウェア アップデートは取得されません。引き続きこのパソコンをお使いいただくことは可能ですが、アップグレードすることをぜひご検討ください。」というメッセージが表示されてしまったのです。
OSのアップデートができなくても使い続けることはできますが、セキュリティの問題など心配は残るので、これから買い替えを検討しなければなりません(TдT)
しかし、Chromebook Flip C100PAに匹敵する軽量コンパクトなChromebookってそれほど多くはないんですよね。というわけでちょっと検討したいと思います。
Chromebook Flip C100PAに匹敵する軽量コンパクトなChromebook
Chromebook Flip C101PA
Chromebook Flip C100PAはすでに生産終了していて、現在は後継モデルのChromebook Flip C101PAが販売されています。C100PAの正当進化モデルで、C100PAを気に入っている僕からすれば最有力候補といいますか、これしかないとさえ思えるレベルのものです。
USB Type-C搭載になり、SoC(CPU)の性能が向上しているのが大きな違いです。それ以外は大きく変わっているところはないようです。
というわけで、これに買い換えればOK。。。と言いたいところですが、残念ながら、このC101PAも発売開始からすでに時間が経っており、OSのサポート期間が2023年8月までと今からだと約3年しかありません。
サポート期間が終了するから買い換えるを検討しているのに、サポート期間が短いモデルに買い換えるのはやめたいところです。
Lenovo Chromebook Ideapad Duet
Chromebookはモバイルノート形状のものが多く出ていますが、ほとんどが11インチ以上でC100PAやC101PAに匹敵するほど軽量コンパクトなモデルではありません。
そんななか、ほぼ唯一といって良い候補がLenovo Chromebook Ideapad Duetです。
キーボードが取り外しできるタブレットPCとの2 in 1モデルのChromebookで、10.1インチ、約920グラムと実に軽量コンパクト。サイズも重量もC100PAとほとんど同じです。
こちらは2020年6月5日に発売されたばかりの最新モデルです。さらに最近Googleが今後発売されるChromebookのサポート期間を最大8年まで延長するという変更を行ったこともあり、このIdeapad Duetのサポート期間は2028年6月までとかなり長いです。
おそらく現在購入できる製品の中ではもっともサポート期間の長い製品の一つだと思います。それぞれサポート終了まで使い倒すとしてC101PAと比較すると約2.7倍も長く使える計算になります。とりあえず、Ideapad Duetであればサポート期間について心配することはなさそうです。
ただ、こちらもいくつか気になるところがあります。
最大のネックはキーボードが取り外しできる2 in 1モデルというところで、ノートパソコンとしての使用しか想定していなくて、キーボードを取り外して使う予定のない僕にはいまいちなんですよね。
通常のノートパソコンであればキーボード(本体)とディスプレイをつなぐヒンジ部分がディスプレイを直接支えてくれるので開くだけでディスプレイが固定されますし、角度の調整もノンストレスで行えます。
それに対して、Ideapad Duetはスタンド付きのカバーを使用してディスプレイを支える方式です。2 in 1モデルではよく見かける方式ですね。この方式だと、わずかではありますがディスプレイを立てるときに手間がかかりますし、角度の調整も面倒なんですよね。それにディスプレイの角度にも制限がでてきますしね。
また、付け外しができるキーボード付きカバーですが、どう見ても使いやすいようには見えません。実物を触ったわけではないので確かなことは言えないのですが、このタイプはキーボード自体が薄いので構造的にキーストロークも浅くペチペチとしたうち心地になりがちです。C100PAはコンパクトなモデルながら非常に打ちやすいキーボードを実現しているので、これに勝てるレベルになっているといるとは思えないんですよね。
さらに、キーボードはコンパクトなサイズに納めるために変則的(といってもコンパクトなモデルではたまに見かけるような形ですが)で右側がかなり詰まっています。これだと文章を書くのが目的の場合にはちょっと辛いんではないでしょうか?
サポートが切れたChromebook Flip C100PAを使い続けるという選択肢はあるか?
Google公式のChromebookヘルプを見るとサポートの終了したChromebookについて下のように書かれています。
Chromebook が正常に機能している場合は、そのままお使いいただけます。今後、ソフトウェア アップデートは取得されないことにご注意ください。
古い Chromebook を使い続ける、またはアップグレードする−Chromebookヘルプ
セキュリティ関係の警告もなくあっさりと「そのままお使いいただけます」という回答です。Googleはサポート終了したChromebookもセキュリティの問題は発生しないと思っているのでしょうか?さすがにそんなことはないと思いますが。。。
正直、Chromebookはシンプルなのと普及率の点からサポート切れのWindowsよりはマシなんではないかとも思います。今でもサポートの切れたWindowsXPなどを使っている中小零細企業なんかもあるので、まぁいいんじゃないの?という気になる人もいそうです。
しかし、個人的にはこれは怖いですね。Chromebookの情報が盗まれるとするとおそらくGoogleアカウントの情報でしょう。僕は各種Webサービスのアカウント情報なんかもGoogleアカウントに紐付けたり、IDとパスワードを保存していたりしますから、それが流出したらかなり痛いです。
まとめ
初めてChromebookを手に入れた頃は4年もサポート期間があれば買い換えるだろうくらいに思っていたのですが、Chromebook Flip C100PAは4年使っても全く快適さが落ちず、未だサクサク動いています。サポート終了で使えなくなるなんてとてももったいないです。
次回はサポート期間の長い機種にしたいと思うのですが、C100PAがかなりの名機なのでなかなか良い買い替え候補がありません。僕は14インチのChromebookも持っているので、あくまで持ち運び用のコンパクトモデルが欲しいんですよね。
11インチ台のモデルまで対象を広げればさらに選択肢は増えるのですが、今より重く、大きくなってしまうので。。。
ああ、Google様、あとちょっとだけサポート伸ばしてくれないんでしょうか?