ブログの執筆など普段のPCでの作業はWindowsでもMacでもなくChromebookで行っています。Chromebookはできることは限られるもののその分シンプルで軽快に使えるのが魅力です。メンテナンスなどの手間もかかりませんしね。
Chromebookは個人的には普通車に対する軽自動車、いや、自転車みたいな感じでしょうか。遠くに行くのも大量の荷物を運ぶのもできないけど、近場に出かけるには手軽で快適。うん、抽象的過ぎてわからないですね。まぁ、でもそんなイメージなんです。
とにかくChromebookは良いものです。メインにWindowsかMacがあったほうが良いとは思いますが。。。
で、これまではASUSのChromebook Flip C100PAという機種を使っていました。これは名機でChromebookで最もコンパクトかつ軽量で持ち運びに優れているし、キーボードもよくできているので文章を書くにも良いのです。
しかし、いかんせん10.1インチのディスプレイは小さい。持ち運びという点では最高でも実際に作業するときにはもっと大きなディスプレイで作業したくなってしまいます。それに使い始めて4年目なので、そろそろ新しいのが欲しいですし。。。
そこで購入したのが安価なのに14インチFHDのディスプレイを備えたLenovo「Chromebook S330」だったのです。
なんと僕が買ったときにはAmazonで5,000円割引クーポンがあって3万円ちょとで購入できました。って、この記事を書いている時点(2019.12.9)で確認したら10,000円割引になってるじゃん(T_T)。
まぁ、通常価格でも3万円台のエントリークラスのChromebookです。ノートパソコンとしては激安の部類。それでも普段使いとしては十分快適に使用できるのです。
というわけで、前ふりが長くなりましたが、Lenovo「Chromebook S330」の紹介です。
Lenovo「Chromebook S330」
同じChromebook S330でもいくつかグレードがあります。違いは主に画面解像度とストレージの容量でLenovoの公式ショップで見るとディスプレイはHDのものとFHDのもの、さらにストレージは32GBと64GBがあります。
個人的にはストレージはどちらでも良いのですが、ディスプレイはせっかくの14インチなのでFHD一択です。ちなみに僕が買ったのはディスプレイがFHD、ストレージが64GBのモデルです。
基本スペック
項目 | スペック |
ディスプレイ | 14インチ 1,920 × 1,080(FHD) ※タッチ機能なし |
CPU | MediaTek MT8173C 1.3-2.1GHz(4core) |
メモリー | 4GB |
内部ストレージ | 64GB |
外部ストレージ | SD |
入出力 | USB3.0(TYPE-C) ×1 USB3.0(標準サイズ) ×1 HDMI ×1 イヤホンジャック |
バッテリー | 最大約10時間 |
その他 | Androidアプリ対応 英語キーボード |
サイズ | 幅325.7 × 奥行232.35 × 厚み20.8mm |
重さ | 1.5kg |
基本スペックは上の表のとおりです。
CPUはMediaTek MT8173CというものでChromebookに特化したものです。性能は、まぁ、一般的なエントリークラスのChromebookではないでしょうか。メモリー4GBはWindowsを使っている方は少ないと思うでしょうがChromebookなら十分です。
Chromebookは軽いOSですし、そもそも重い処理をするような用途のものではないので、一定以上の性能があれば快適で高スペックの必要はありません。このスペックはその条件を満たしていると思いますし、実際に使っていて十分快適に使えています。
外観や付属品のチェック

購入後、箱を開けて入っているのは本体とACアダプタ、かんたんなスタートアップガイドのみです。シンプルな構成ですね。

メインの材質は樹脂製で色はブラックのみです。実際には黒というよりダークグレーといった感じの色合いです。デザインはとてもシンプルで本体の隅にLenovoのロゴ、そして控えめなChromeのロゴがあるだけですね。

表面は凹凸のあるボコボコした加工がされています。指紋などが付きにくいようにでしょうか?ツルッとしただけの表面よりは見た目も良いです。
本体を開くとこんな感じ。安価なモデルですが、ベゼルもそれほど太くなく、特に左右は1センチ未満の細さです。

おかげで大きめながらモバイルノートといえる13.3インチのノートPCとほとんど同じくらいの本体サイズになっています。重量も1.5kgなので、やや重いものの持ち運びもできるレベルですね。

本体左側には入出力端子が並びます。USB3.0(TYPE-C)は充電ポートを兼ねています。USB3.0(TYPE-C)で充電できるのは嬉しいですね。

右側はイヤホンジャックとセキュリティロック用の穴のみです。
14インチFHDの大画面を備えた希少なChromebook
エントリークラスのChromebookは11インチくらいのコンパクトなモデルばかりです。14インチのディスプレイを備えたモデルはそれだけでも希少です。しかもFHDですからね。大画面で作業したいのであればこれだけで最高ですよ。
解像度はFHD(1,920×1,080)がディスプレイのネイティブ性能なのですが、デフォルトではなぜか1,536×864の設定になっています。まぁ、普通のウェブサイトを見るだけとか、動画を見る程度なら1,536×864でも十分かもしれませんが、FHDにすれば作業領域も広がり、2つのウィンドウを並べて作業するなんてことも楽々です。
ちなみにディスプレイはIPS液晶ではなくTN液晶です。なので視野角には制限があって斜めから画面を見るとうまく見ることができません。大人数で囲ってみるようなときには不便かもしれませんね。
タッチ機能やタブレットモードはなし!
Chromebookではタッチ機能のあるディスプレイが採用されている機種がとても多いのですが、Chromebook S330ではタッチ機能はついていません。
また、ディスプレイと本体をつなぐヒンジ部分は180度までしか開きません。他の機種で採用されているような360度可動してタブレットのようになる機能もないってことですね。
あくまでノートPCとして使用するためのChromebookということです。まぁ、14インチサイズですからそれで良いのだと思いますね。
英字配列は気になるけど使いやすいキーボード
14インチサイズですからキーボードは安定のフルサイズです。キー同士にも隙間があって打ち間違いはしにくいですね。

本体は樹脂製と書きましたが、キーボードがある面だけは樹脂ではない他の素材のようです。調べてもよくわからないのですが金属でしょうか。剛性があってしっかりした素材に感じます。たわまないのでキーボードも打ちやすいんですね。
キーボード自体もバネがしっかりとしていてクリック感もあり、エントリークラスのノートパソコンとしてはかなり頑張っていると思います。
ただ、配列は英語配列です。日本語配列はありません。日本語・英語の入力の切り替えは「Ctrl + Space」でできるので個人的には困ることもなく使っていますが、気になる方も多いと思います。
ちなみに我が家には同じLenovoの14インチノート(Windows)で日本語配列のものがあるので比較のために写真を載せておきましょう。比較すると配列の違いがわかると思います。

あと、キーボードの下のトラックパッドはごく普通です。使い勝手は悪くなく、普通に使いやすいですね。
ギリギリ持ち運べるサイズと重量
サイズは14インチサイズのノートパソコンとしてはコンパクトにまとめている方だと思います。ただ、厚みは20.8mmと厚めで、重量も1.5キロあります。
1.5キロというと1.5リットルのペットボトルと同じくらいの重さなのでなんとなくイメージできますよね。
持ち運んで使うのも可能なレベルですが、常時持ち歩くモバイル用途としては重めで、普段は家で使ってたまに持ち出す程度ならアリかなという感じではないでしょうか?
まとめ
エントリークラスで14インチFHDのChromebookというのは希少です。タブレットとしての使用は考えず、ノートパソコンとして考えるととても良いですね。Chromebook S330はエントリークラスでは個人的には最高だと思います。
ただ、モバイルノートとしては大きめ、重めなので持ち出し少なめ、自宅用ならかなりおすすめできるChromebookですね。
我が家では持ち運びに便利なChromebook Flip C100PAもまだ現役なので使い分けていこうと思っています。