どうも!きったんです。
戌の日に安産祈願に行くなんて子供を持つまで知りませんでした。でもけっこうメジャーな風習なんですね。
嫁ちゃんが妊娠していることはこのブログでも何度か書いています。我が家の二人目の子です。最近ついに安定期に入ったこともあり、先日府中にある大國魂神社で安産祈願をしてきました。
せっかく祈願に行くのだからその意味なども調べてみました。一人目のときも調べたのですが4年前なので復習です(笑)
戌の日の安産祈願ってなに?
戌の日は犬の安産にあやかるらしい
妊娠5ヶ月目、いわゆる安定期に入った最初の戌の日に安産祈願に行くのですが、そもそも戌の日とは何なのか?なぜ戌の日なのか?ですね。
戌の日というのは十二支の戌のことです。戌は普段使わない漢字ですが「犬」のことですね。
十二支というと年ごとに割り当てられているイメージですが、それぞれの月や日にもあるんです。正確には十二支と十干(甲乙丙丁・・・)の組み合わせで60の干支がありますが、安産祈願は十干は関係なさそうです。
では12ある十二支の中でなぜ戌の日かというと、戌(犬)は子沢山でかつお産が軽いからだそうです。その戌にあやかろうということですね。
もちろん昔からの習慣ですから諸説あるのでしょうけどね。
戌の日には腹帯を巻く
戌の日の安産祈願では腹帯を巻くのが昔からの風習です。そのためか戌の日の安産祈願は帯祝いとも言うそうです。
この腹帯は妻の実家から贈るものというしきたりもあるそうですが、神社で安産祈願をするとお祈りしたものを頂けることもあります。
昔ながらの腹帯はいわゆるさらしですね。巻くことでお腹を冷やさないとか、お腹を支えてくれるという効果があるとも言われますが、お腹を圧迫するから良くないという意見もあります。
昔は妊婦のお腹をさらしできつく締め上げていたそうです。江戸時代くらいまではきつく締めないと安産にならないと信じられていたそうです。もちろんきつく締め上げるのは良いことではなく、江戸後期の医師たちが否定して徐々にきつく巻くことは減っていったんですね。
現代では装着が簡単でお腹を支えてくれるガードルタイプのものやベルトタイプのものもありますね。
一般的な戌の日の安産祈願
家庭によってそれぞれだとは思いますが、一般的な戌の日の安産祈願の流れは次のようなもののようです。
- 神社や仏閣で安産祈願の参拝をする
- 腹帯を巻く
- 両家で祝い膳を囲む
祝い膳は最近だと外食で済ませる人が多そうな気がしますね。
我が家は両家ともに実家が遠くて夫婦と子供だけでやったので祝い膳は省略しました。
大國魂神社で安産祈願をしてきた
大國魂神社は東京都府中市にある大きな神社です。
大國魂神社は、大國魂大神[おおくにたまのおおかみ]を武蔵国の守り神としてお祀りした神社です。
この大神は、出雲の大国主神と御同神で、大昔、武蔵国を開かれて、人々に衣食住の道を教えられ、又、医療法やまじないの術も授けられた神様で、俗に福神、又は縁結び、厄除け・厄払いの神として著名な神様です。
大國魂神社に行くことにしたのは大きな神社で我が家から一番近そうだからです。ちょっと雑な選び方(^_^;)でも、嫁ちゃんの体調とお腹の中の子供を思う気持ちは間違いありません!というわけで張り切って安産祈願に行ってきました。
人の込具合や受付の流れ
大國魂神社では毎日9時~16時の間で随時祈祷を受け付けていて個人の場合は予約などは不要です。
戌の日と言いながら実際は戌の日は平日で僕も嫁ちゃんも仕事だったので、1番近い土曜日に行きました。多分同じような理由でしょうね。我が家以外にも安産祈願っぽい家族が何組かいました。
安産祈願以外にもお宮参りと思われる小さな子供を連れた家族もいましたね。それぞれいろいろな理由で参拝に来ているのでしょうが、見る限り子供関係の祈願で来ている人がほとんどのようでした。
僕たちが大國魂神社の境内に入ったのは午前10時頃。待合室には多くの人がいて、間もなく祈祷が始まるところでした。
外から見ただけなので詳細はわかりませんが待合室は満員のように見えました。基本的にこういった参拝は朝早い時間のほうが混み合っている気がします。
待合室の参拝者が拝殿に移動するのを待って僕たちも受付を済ませます。
受付では祈願したい内容を告げて用紙に名前などの必要事項を記入します。ここで初穂料を渡すわけですが、「個人は五千円から、団体は壱万円から」というような張り紙があります。安産祈願では最低5000円は包めということみたいですね。
また、神帯(しんたい)というものを使うかを聞かれます。神帯って初耳だったのでなんなのか聞くと「神の帯です」って何だそりゃって回答が帰ってきました。巫女さんはアルバイトなんですかね。(^_^;)
ちなみに神帯はレンタルで頼むと追加で1000円かかります。我が家もせっかくだからということで神帯を頼んだら首からかけるものでした。
受付が済むと記入した用紙の控えを渡されるのですが、それに整理番号が書かれています。あとは他にも祈願をする人たちがある程度集まるのを待ちます。
この受付の流れはちょっとドライというかアレですね。それなりに大きな神社や寺での祈祷は何度か経験がありますが、商売の臭いでちょっと冷めてしまいます。もちろん神職の方々も食べていかないといけないことはわかるのですけどね。値段まで書かれちゃうとちょっとね。。。
拝殿での祈願と御札の拝領
ある程度人が集まると拝殿に通されます。拝殿の中央にはご神体と思われる大きな鏡があり、拝殿からは見えませんがその向こう側に神様の居場所である本殿があるんですね。
祈願の主となる人を先頭に並び、先頭の人は玉串を持って待ちます。僕たちが祈祷を受けた時にはだいたい15組くらいの家族がいたと思います。
そして、いよいよ祈祷の始まりです。ちなみに写真はイメージです。さすがに祈祷の最中に写真撮影はなしですね。まぁOKと言われても個人的にはとても撮れません。(^^;)
神職の方が祝詞を読み上げたり、玉串を奉りて拝礼を行います。この辺は素人にはわからないので指示に従います。ここが祈願のメインなわけなんですけどこちらも真剣なんで細かく覚えてません。とにかく真剣に安産と嫁ちゃんの無事を祈ります。僕は基本的に無神論者ですが祈って損はありませんからね。
祈祷が終わったら祈りをささげたお札と神酒、新米などを拝領します。それぞれの札に書かれた名前を確認して紙袋に入れて渡されます。また、安産祈願の場合は腹帯ももらうことができます。
我が家ではこの時あるトラブルがあったのですが、それは別の記事で書いてみようと思っています。
せっかくなので安産祈願以外にも
祈祷が終わったら拝殿を出て安産祈願はおしまいです。神帯を借りていたら出口で返して出ます。でもせっかく神社に来たのでそれだけではもったいない。お守りを買ったり、安産以外にもお願いがあれば祈願して帰ってもいいと思います。
我が家では旅先など機会があるごとに神社によってお参りして御朱印を頂くことにしているのでこのチャンスに社務所によってばっちり大國魂神社の御朱印を頂いてきました。
帰ったらお札をお祀りして腹帯を巻こう
自宅に帰ったら祈祷してもらったお札(神札)をお祀りしましょう。せっかく祈祷してもらったのに粗末にしては意味がないですからね。
神棚があれば良いのでしょうが最近の家で神棚を設置していることは稀だと思います。その場合でも明るく、清く、目線より高い場所に設置すると良いそうです。
我が家では白い棚の一番上のところを丸々お札や神様にまつわるものをお祀りする場所にしているので今回もそこにお祀りしました。
また、腹帯も嫁ちゃんの大きくなってきたお腹に巻いて一緒にお祈りをしました。ここで祝い膳というのが本式の流れでしょうけど、親族が集まるわけでもなく家族だけのささやかな祈願だったのでとりあえずこれで終了です。
まとめ
というわけで戌の日に大國魂神社に安産祈願に行ってきました!神様を信じているわけではないけど、人間の精神世界にとっては大切なものであるとも思っています。予定日まであと半年ほど。。。無事に産まれてくることを祈ります!