どうも!なんだかんだ毎日ハンカチは携帯しているきったんです。
トイレに行ったときや食事の前など外出先で手を洗う機会はちょくちょくありますよね。で、手を洗った後はどうしますか?服やズボンで拭くとかパパっと振って水を飛ばすとかって人もいるでしょうけど(-_-;)、ハンカチで拭くって方が多いのではないかと思います。
あとはトイレに設置されているハンドドライヤー(エアタオルとかジェットタオルとも言いますね)やペーパータオルを使うこともあるでしょう。
この中でどれが一番清潔かといえば使い捨てのペーパータオルであることは間違いありません。ハンカチにしてもハンドドライヤーにしてもあまり清潔とは言えないんですね。湿気の多いものには必ず雑菌がわきますから。
とはいっても、雑菌がわくから使っちゃダメとかいう気もありません。正直潔癖すぎるのもどうなの?って感じですしね。
そんなわけで、この記事ではハンドドライヤーやハンカチがどれくらい汚いのか?だからって雑菌の数をやたらと気にすることの無意味さと少しでも清潔に使う方法について書いてみます。
「細菌の数=清潔度」ではない
最近は除菌グッズがよく売れているようですね。昔に比べ細菌というものをより気にすようになっているようです。
しかし、「細菌の数=清潔度」というわけではありませんよね。
細菌だっていろいろいます
パソコンのキーボードやスマートフォンはトイレの便座より汚いという話を聞いたことがありませんか?これは細菌の数を調べるとキーボードやスマホの方が便座より多いからなのですが、そもそも細菌の数で清潔度を判断する行為自体に問題は無いのでしょうか?
人間の体には1兆を超える細菌が住んでいると言われます。単に細菌の数で言えばキーボードやスマホより人体の方が遥かに不潔ということになってしまいます。
細菌には有害なものもあれば無害なものもあります。というより無害なもののほうが圧倒的に多いですし、細菌の力を借りなければ人は生きていくことはできません。細菌がダメならヨーグルトや納豆などの発酵食品は全く食べられないですしね。
菌の性質を無視して数が多いから不潔だという考え方には全く意味がないですよね。
ハンドドライヤーに健康リスクはあまりない
ネットで検索してみるとハンドドライヤーが不衛生という話がたくさん出てきました。それらの多くは海外のニュースサイトの記事を引用していました。
‘Hygienic’ hand dryer hypothesis blows hot air › Dr Karl’s Great Moments In Science (ABC Science)http://www.abc.net.au/science/articles/2011/02/15/3139197.htm#.UcPB-66oDMA
この記事にではハンドドライヤーを使用すると手を洗う前より細菌が増えるという調査結果を紹介しており、確かに不潔な印象を受けます。しかし、記事をよく読むとこれらの細菌は健康リスクではないとも書かれています。健康リスクのない細菌に過度に反応するのはいかがなものでしょうか?
この記事を読む限り細菌が増えて起こる問題はあくまで精神的なものです。
ハンカチの方が細菌は多い
1日に何回手を洗うかは人にもよると思いますが、洗う回数分のハンカチを用意している方は稀でしょう。
人の手は細菌が大量にいます。洗ったからいなくなるということはあり得ません。一度手を拭いて細菌が付着しかつ水分を含んだハンカチをポケットやカバンに入れておいて衛生的なわけがありません。
細菌がどのくらいのペースで増殖するかはその種類や環境によりますが、例えば大腸菌は約20分に1回増殖すると言われます。ということは20分で2倍、40分で4倍、1時間後には8倍になります。その後は1時間毎に8倍になっていくので、4時間後には約4000倍になり、8時間後には1500万倍以上です。
もちろんこれは条件が整った場合の最大の数ですから常にこれだけ増えるわけではありませんが、それでも細菌の数は相当なものになるのは確実ですね。少なくともハンドドライヤーより細菌数が多いのではないでしょうか。
それでも僕ははハンカチを使います。基本的に僕は常にハンカチを持ち歩いています。枚数は1枚だけ。それで何度も手を拭きます。
先程の考察から考えると非常に不潔な感じがしますが気にしません。
ハンカチを使用して重篤な病気に罹ったなどという話を聞いたことがありますか?ハンカチには大量の細菌がいるかもしれませんが、そこに健康リスクはほとんど存在しないということです。そんなものを気にしても全く意味がありません。
そもそもどんなに多いといってもハンカチより人間の口内の方がよほど細菌が多いのです。常に暖かく、水分と栄養が十分にある細菌に理想的な環境ですからね。
重要なのは健康的であること
細菌は量より質です。どんなに多くても無害なものは無害です。逆に毒性の強いものは少しでも猛威を振るうこともあるでしょう。
だから「細菌の数=清潔度」という考え方は間違いです。毒性の高い細菌に感染しなければ病気に罹ることはありません。
手洗いで落とすのは細菌だけではありません。様々な不純物、汗などの分泌物、汚れを落とすのも目的ですよね。
手洗いに限らずですが、大切なのは健康リスクの排除と清潔さを保つことであり、一言で言えば健康的であることだと思います。その為には健康リスクのない細菌まで気にしすぎないということも必要なのではないでしょうか。
とはいっても少しでも清潔に使いたい
とはいっても雑菌が多いのを知ってしまった以上気分が良いものではないですね。少しでも清潔にする方法はないのでしょうか?
ハンドドライヤーは個人ではいかんともしがたいですがハンカチはある程度対策は可能です。
まずハンカチに雑菌が繁殖する原因は水分と温度です。一番よくないのはズボンのポケットに入れておくこと。湿気が逃げにくく体温で雑菌が繁殖しやすい温度に保たれてしまいます。
会社の事務所などにいる場合は僕はデスクの上に出しておきます。できれば広げて干しておくのがベストでしょうけど、そこまでしなくても水分は飛びますし、雑菌は繁殖しにくくなります。
移動中であればズボンのポケットは避けてカバンに入れるようにしています。ほかの荷物と一緒になる場所は避けてなるべく空気に触れるところに入れておくと良いと思います。
これ以上の対策をしたいのであればハンカチを複数枚持ち歩くかウェットティッシュでも使うしかないですね。ウェットティッシュなら除菌タイプもありますし。
まとめ
正直、病気にならない範囲であればあまり潔癖になりすぎてもよくないですよね。生活が息苦しくなってしまいますからね。とはいえ雑菌がうようよしていると知っていて使うのは気持ちのいいものともいえません。
自分の中でどれくらいが適正かバランスを考えて、快適に生活していきたいものですね。