以前、静電気で張り付く「「魔法のふせん マグネティック・ノート(magnetic notes)」をご紹介しました。
結論から言うとこのマグネティック・ノート、私個人的にはヒットでした。かなりいい感じに使用中です。
それでは具体的に書いていきましょう。
使ってみて気づいたこと
軽く剥がせて、スライドさせることができる
粘着力は弱めです。粘着力で張り付いている訳ではないので粘着力が弱いという表現は正しくないのですが、従来の付箋との比較ということで。軽い力でスッと剥がれます。剥がれるというよりめくれるという感じ。くっついている感覚もあまりありません。
また、張り付いているのと違い横にスライドさせると簡単にスライドさせることができます。
思ったよりも剥がれない
普通の付箋は端からめくれ始め剥がれることが良くあります。またたわむ物、歪むものに貼るとたわみや歪みから貼がれてしまいます。
マグネティック・ノートではそうしたことがあまりありません。仮に軽くめくれても自然と元に戻ります。たわみ、歪みにもフレキシブルに動きますから静電気が抜けない限り剥がれない感じですね。付く力は弱く感じるのに以外にも剥がれにくく感じます。
のりで貼る付箋とは別物
マグネティック・ノートは静電気で吸い付くもので、従来ののりで貼るタイプの付箋とは全く別物です。ですから、その使用方法も全く違ってきます。普通の付箋の代替と考えると失敗します。
見出しや栞代わりには使えない
付箋の使い方として、テキストや資料の重要なページや使用頻度の高いところに見出しとして貼る使い方があります。マグネティック・ノートは見出しには向きません。。引っ張ってページを開こうとするとスルッと取れてしまいます。
ちなみに見出しとして使うのには私は専用の付箋「ポストイットジョーブ インデックス」を使ってます。
ページへの書込や重要箇所を指し示す用途には向かない
テキストや資料へ直接書き込みをしたくない時に付箋に書き込みをして貼っておくような使い方はあまり向きません。重要な箇所を示して注釈を入れるような使い方ですね。
ココサスのように、矢印型の付箋があるくらいなのでこうした使い方の需要は多いのだとは思いますけどね。
マグネティック・ノートは両面どちらも吸い付くのでページ閉じてしまうと反対側のページに移ってしまうことがあるのと、スライドさせることができる特性上ズレてしまう可能性があるんですね。
他にも普通の付箋の代替と考えていると使えない使い方がいろいろとあるのではないかと思います。
メモを置いておく感覚
マグネティック・ノートは単体のメモを書いて貼っておくという使い方で実力を発揮します。普通の付箋でもできると思われるかもしれません。確かにその通りです。しかし、これがマグネティック・ノートを使うとくせになるのです。
普通の付箋はメモを書いて、正に貼っておくというイメージです。貼り直すと粘着力が落ちるので何度も貼り直したり位置をずらすことはできません。
マグネティック・ノートは貼り直したりズラしたりということが気軽にできます。貼る時も貼り付けるというよりポンと置くと勝手に張り付く感じです。非常にラフに気軽に扱える感覚があります。
変な表現かもしれませんが、貼るというより置いておくという感覚なのです。垂直な面にも置いておくことができる非常に不思議な感覚です。
それでいてポロッと取れてしまうことがないので、あまり長期間でなければ何時の間にかなくなってしまうこともないでしょう。
感覚的な話なので文章でうまく伝えられる気がしないのですが、メモ用紙として非常に優れていてヘビーに使っています。
マグネティック・ノートは付箋コーナーに売られていますが、付箋ではありません。新しい機能を持ったメモ用紙なのだと思います。好みの問題もありますが、私にとってはかなりのヒット商品になりました。