「好きなことで、生きていく」
なんだかとっても魅力的な言葉ですね。僕も昔は思っていました。「好きなことで生きていくんだ」と。そして、自分なりに挑戦もしました。
しかし、挫折しました。僕は好きなことで生きていくことはできませんでした。
でも、挑戦した経験は僕にとってとても大切な経験となりました。その経験から学んだこともあり、多少なりとも成長もしたのかなぁと思っています。
今日はそんな僕が学んだことの一つ「好きなことと楽しいことは違う」ということについて書いてみようと思います。
これから好きなことで生きていきたいと思っている方に多少なりとも参考になることがあれば嬉しいのですが。
好きなことと楽しいことは違う
僕は夢を追いかけて芸能の世界に飛びこんだのですが、そこでは多くの夢を追いかけている人たちがいました。
そんななかで真っ先に挫折して辞めていったり、逆にいつまでも成功できずダラダラと続けている人に多く見られたのが、ただ楽しくてやっているという人たちです。
楽しいということは好きな理由の1つ
楽しいというのはその場の感情です。好きなことをやって楽しい、でもその時間が終わったら終わりです。その後も楽しいという感情が持続するわけではありません。
もちろん楽しかったという気持ちが好きにつながることもあります。
やって、楽しくて、好きになる。
これは当たり前の流れです。しかし、楽しいというのは好きになる理由の1つに過ぎません。
好きというのは強い思い
好きというのはたんに楽しいというだけではありません。楽しかった時間や喜びの時間が過ぎても、好きという気持ちが、それを求めるのです。
だから、好きなことは楽しくない時間も頑張れるのです。
好きというのは一時的な感情ではなく、継続する強い思いなのです。
「楽しい=好き」という勘違い
しかし、たんにちょっとやってみて楽しかったから、好きだと勘違いして突っ走っちゃう人も少なからずいるんですよね。
楽しいだけで始める悲劇
「楽しい=好き」という勘違いで始めてしまった人はいくつかのパターンでつまづいてしまいます。
楽しいくなくなると挫折する
ほとんどの仕事は最初からうまくはいきません。最初はやりたいことをやるための準備期間が必要になります。下働きとか下積みとか言われるものですね。
アフィリエイトとかネットで稼ぐのにももちろん最初に稼げない期間、ひたすら作業する時間が必要だったりします。
しかし、そうした期間は総じて楽しくないです。楽しいから始めたので、楽しくない事が増えるとやる意味がないと思いやめてしまうんですね。
楽しいことしかしない
逆に最初から楽しいことしかしないってパターンもあります。いろいろ理由をつけて好きなことのやりたい部分しかしないんです。
でも、好きなことをお金に替えるためにはそのための仕組みが必要です。たんに好きなことをやっているだけでは当然稼げません。
このパターンは生活ができず早々にやめていく人もいれば、逆にダラダラつづける人もいます。いつまでも稼げるようになりません。
ちなみに、今思えば、僕もこのパターンでした。自分のこだわりのつもりでやっていたことも、あとから思い返せばただのわがままだったんですね。
好きなことで、生きていくために
好きなことで生きていくためには、たんに楽しんでやるということではなく、好きなことで生きていくという覚悟が必要だということです。
好きなことを仕事にする苦痛
好きなことで生きていくのであれば、苦痛などないような気がするかもしれません。でも、そんなことはないんです。
上で書いたような下積みもですが、仕事としてやるのであれば、自分の思ったとおりにできない事もたくさんあります。自分のやりたいことがいろいろな都合で捻じ曲げられることもあります。
でも、そんな時こそ踏ん張り、頑張れば本当に好きなことができるようになるかもしれません。そこで頑張れるかどうかは覚悟の違いではないかと想います。
自分の好きと向き合うこと
それでは、その覚悟とはどこからくるものなのでしょうか?それは自分の好きという思いととことん向き合うことではないかと思います。
何があってもやりたい。必ずやる。そう思えるほど好きだったら成功の可能性は大きく上がると思います。