どうも!副業サラリーマンブロガーのきったんです。
ブログでGoogle AdSenseを貼ったりAmazonの商品を紹介して収益を上げている方は多いと思います。収益があれば税金を納める義務が出てきます。
サラリーマンなどの給与所得者は年間20万円を超える副業収入があれば確定申告が必要です。また、20万円以下でも別の理由で確定申告を行う場合は合わせて申告しなければいけませんし、確定申告をしない場合でも住民税(市県民税)は別途申告して支払う必要があります。
勘違いされがちですが住民税は1円でも収益があれば申告の必要がありますからね。といっても本当に1円で申告に行ったら受け付けてくれないかもしれませんけど(^_^;)
確定申告を行うに当たって申告する金額、つまり年間の収益を確認する必要があるのですが、収益を計上する日付や消費税の扱いなど細かいところで悩むこともありますよね。
そこでお小遣い稼ぎしているブロガーのための1年間のアフィリエイト収益確認方法をまとめておきたいと思います。あくまで副業でお小遣いしてる僕がこんな考え方してるよってくらいの内容ですけど。
雑所得での申告にも使える!完全無料の「やよいの白色申告 オンライン」でなるべく簡単にブログ収益の帳簿を作成する方法 – 物欲に負けた日
アフィエイト報酬が確定した時点で収入として計上する
収入の計上は実現主義で行う
収入を計算する時に収入がいつ発生したものとして計上するか?という問題があります。現金主義・実現主義・発生主義という3つの考え方があるんですね。
* 現金主義:実際にお金を受け取った時点で計上 * 実現主義:「入金される権利」を得た時点で計上 * 発生主義:サービス提供等の注文を受けた時点で計上
これをアフィエイト収入に置き換えると次のようになります。
* 現金主義:口座にお金が振り込まれた時点で計上 * 実現主義:アフィリエイト報酬が確定した時点で計上 * 発生主義:アフィリエイト報酬が発生した時点で計上
このうちどの考え方で計算するかですが、まず発生主義は無いですよね。毎日何かしらの注文が発生するたびに売上を計上して承認されなかったら却下された分をまた計算し直すわけです。めちゃ大変で現実的では無いですね。
では現金主義と実現主義のどちらにするか?ということですが、基本的に会計のルールでは売上は実現主義で計上することになっています。なのでアフィエイト報酬が確定した時点で収入として計上するのが一般的ということになります。
実際には雑所得での申告ならあまり細かいことは言われないと思いますけどね。むしろ「えー、実現主義の方が正しいの?去年は現金主義でやっちゃったけど今年は実現主義にしよう!」みたいに勝手に計上基準を変えるほうがマズいんじゃないかと思います。同一の売上が複数の年に重複して計上されたり、計上されずに漏れてしまう売上が出たり、そうでなくても計上基準を勝手に変更できたら売上が操作できちゃいますからね。
アフィリエイト報酬を収入として計上する日
アフィリエイト報酬の金額が確定する日や振込の日は各ASPの規約などで決まっています。利用している各ASPの規約を確認して収入を計上する日付を調べておく必要がありますね。
僕の場合は次のような考え方でやっています。
◯Google AdSenseの場合 AdSenseの利用規約を見ても確定日については明記されていません。AdSenseの報酬は月末締めですが、その後無効なクリックなどの調整が行われるため実際に報酬が確定するのは翌月です。 実際に確定作業が行われるのは毎月3日のようです。したがって1月に発生した収益が確定するのは2月3日ということになります。この確定作業の日を収益を計上する日として取り扱うということで良いと思います。
◯AmazonアソシエイトやA8.net等の成果報酬型の場合 成果報酬型の場合は報酬の確定は1件ずつの成果に対して承認・非承認の処理が行われます。本来であれば成果が承認された時点で支払いが確定するので実現主義なら1件ずつの成果確定ごとに売上を計上するのが正しいのでしょうがこれはかなり大変です。 成果報酬型の場合は毎月1回締め日があり(ほとんどの場合月末)、その時点で確定している報酬が翌月または翌々月の指定日に支払われるという方式です。この締め日にその月の報酬額が確定したものとして取り扱うことで良いと思います。
消費税の扱い方
アフィエイト報酬を受け取るときに、消費税をプラスして振り込まれると思います。例えばA8.netで10,000円(税抜き)の報酬はあった場合、振込時には10,800円(税込み)が振り込まれます。
年商1,000万円を超えると消費税の納税義務が発生しますが、ただのお小遣いレベルであれば消費税分も自分の収入としてもらっておけばOKです。消費税分も収入としてGETしているわけなので確定申告の収入にはちゃんと税込みの金額を計上するようにしましょう。
ちなみにGoogle AdSenseは支払い元の企業が海外にあるため消費税は発生しません。
Amazonアソシエイトの源泉徴収に注意
源泉徴収というと報酬を支払う側が予め税金分の金額を差し引いて支払い代わりに納税する制度ですね。サラリーマンとかだと給料から予め所得税を引かれている(だから確定申告が要らない)というのはみんな知っていると思いますが、個人事業主でも報酬の金額が一定以上の場合には源泉徴収が行われることがあります。
アフィリエイト報酬では基本的に源泉徴収はされないのですが、Amazonアソシエイトでは源泉徴収が行われることがあります。1ヶ月の報酬が12万円を超えると源泉徴収の対象になるみたいですね。
僕はAmazonだけで12万円も収益が出てこと無いので源泉徴収されたことはありませんが、源泉徴収された場合は確定申告の際に源泉徴収金額をきちんと申請しないと二重で税金を払うことになるので要注意ですね。
ASPごとの収益確認方法
いくつかのASPを例に年間の収益を確認する簡単な方法を説明します。他のASPでも同じようなやり方で確認することができると思います。
Google AdSense
PCでAdSenseにログインします。
メニューから「お支払い」を開き「ご利用履歴を表示する」をクリックします。
表示内容を「お支払い」「前年」に設定すると毎月の収益だけが表示されるのでわかりやすいですね。日付は毎月21日になっていますが、確定日は3日なので収益を計上する日は同じ月の3日に修正すれば良いと思います。
A8.net
PCでA8.netにログインします。
レポートのメニューから「成果報酬」を開きます。
レポートの「確定報酬額・税込」の欄を確認すれば月ごとに収益が確認できるので楽ですね。該当する月の末日締めで収益として計上すれば良いと思います。
もしもアフィリエイト
PCでもしもアフィリエイトにログインします。
上部のメニューからレポートを開きます。
レポートの表示を画像のように設定します。報酬-月次レポートにして2018年にすると2018年の毎月の報酬が確認できます。
一番右に毎月の収益が表示されていますが税抜きです。該当する月の末日締めで収益として計上すれば良いのですが、忘れず税込みに直す必要があります。
まとめ
今は気楽に好きなこと書いているだけの当ブログですが、もともとはお小遣い稼ぎがしたくてはじめたのです。小遣い程度ではありますが、収益があれば確定申告は必須ですからね。今年もとりあえず帳簿を締めて所得額は計算し終わったので確定申告の受付が始まったらサクッと終わらせたいと思います。
この記事では実現主義での売上の確認方法を書きましたが、現実的には雑所得での申請の場合は現金主義で売上を計算して申告している方も多いと思います。
正直、雑所得では帳簿をつける義務もないのでちゃんと申告していれば現金主義でも問題にされることはあまりないようです。現金主義の方が計算も簡単ですしね。ただ、将来的に事業所得に切り替えることがあれば現金主義というわけにはいかないですからね。
僕もそろそろ観念して事業所得にしないといけないかなぁ〜という気もします。サラリーマンになる前は自営業だったんで青色申告のやり方がわからないってことはないけど帳簿つけるのがめんどくさいんですよね(T_T)
今回はアフィリエイト収益の確認方法についてまとめてみました。また今度別の記事で僕がやっている簡単な帳簿の付け方を書いてみようと思います。
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