どうも!サラリーマン副業ブロガーのきったんです。
趣味のブログでも収益があれば税金を払う必要がありますよね。サラリーマンだと経費を除いて年間20万円を超える利益が出ていれば確定申告が必要です。
ブログの収益を申告する場合には事業所得で申告する方法と雑所得で申告する方法があります。僕の場合は会社に副業がバレるとめんどうだとか、申告が簡単な方がいいという理由で雑所得にしています。事業所得(青色申告)にすればお得なのですけどね。
確定申告をするのにめんどうなのがアフィリエイト収入などの収入と経費をまとめて帳簿を作成することです。
雑所得では帳簿をつける義務は無いため帳簿を作成していなくても問題にはなりません。でも、実際にはなにかしら帳簿などにまとめないと申告すべき所得を計算できないですし、税務署から所得の内容について聞かれた時に答えられなくて困ることになります。結局は帳簿を作成しておくに越したことはないわけですね。
手書きで帳簿をまとめることもできますし、EXCELなどで作ってもいいのですが、僕は「やよいの白色申告オンライン
」を使っています。
やよいの白色申告 オンラインは事業所得用の会計ソフトですが、作成できる帳簿は雑所得で申告する場合にも使えますし、無料で使えて使い方も簡単なので気に入っています。青色申告バージョンへのデータ引き継ぎも可能で収益がさらに増えて事業所得にしたい時もスムーズに移行できそうなのもポイントですね!
この記事では僕がやっている「やよいの白色申告オンライン
」でのブログ収益の帳簿を作成する方法を紹介します。
まずは「やよいの白色申告 オンライン」のアカウントを作ろう!
やよいの白色申告 オンラインには無料で使えるフリープランと有料のベーシックプランがありますが、無料のフリープランでも白色申告オンラインの全機能が使えるので問題ありません。ベーシックプランでは電話やメール、チヤット、遠隔操作を使った操作のサポートが受けることができます。
ベーシックプランはキャンペーン中で初年度4,000円で利用でき、帳簿の仕分けや確定申告のやり方など経理業務の相談を受け付けています。たった4,000円で経理業務の相談ができるので初めての確定申告が不安な方はベーシックプランを利用しても良いかもしれませんね。
「やよいの白色申告 オンライン」でブログ収益の帳簿を作成する方法
上の画像がやよいの白色申告オンラインにログインした画面のイメージです。左側にメインメニューがあります。
項目 | 内容 |
---|---|
ホーム | ログイン時にお知らせなどが表示される画面 |
かんたん取引入力 | 収入や支出を手入力で記帳する |
スマート取引取込 | 銀行口座やクレジットカードの履歴を取り込んで自動的に記帳する |
レポート・帳簿 | 収入や支出の状況を確認できる |
確定申告 | 確定申告用の帳簿や申告書の作成や印刷を行う |
主なメニューの項目は上の5つですがホームはお知らせなどが表示されるページなので実質使用するのは4つですね。僕の場合は「かんたん取引入力」と「確定申告」の2つのメニューしか使いません。それだけでもかなり便利に使えます。
ブログの収入や支出専用の銀行口座やクレジットカードを持っている方はスマート取引取込を利用すると手入力しなければいけない項目が減るので楽ちんですね。ただ、専用の口座等を作っていない場合は不必要な項目も一緒に取り込まれてしまうのでスマート取引取込は使わない方が良いと思います。僕も専用の口座等は作っていないので使っていません。
それでは僕が帳簿をつけている方法を具体的に説明したいと思います。
アフィリエイト収入の入力
まず収入を入力します。入力の前にアフィリエイト収入の金額を確認しておく必要がありますね。アフィリエイト収入の金額を確認する方法については別の記事でまとめています。
金額を確認できたら実際に入力していきます。
収入の入力に使用するのは上の欄です。入力欄の上のタブが収入になっていることを確認してください。
各項目を埋めていきます。必要な項目が予め用意されているので迷わずに入力できると思います。上はファンコミュニケーションズ(A8.net)で2018年1月に確定したアフィリエイト報酬が税込みで500円あったという意味ですね。
内容を入力したら登録ボタンを押すと入力完了です。1年分などまとめて入力する場合には一番下の「同じ取引を続けて登録」にチェックしておくと登録後に内容が消えず次の入力ができるので楽ちんです。日付と金額だけ修正すれば済みますので。
登録すると上の画像のように入力した内容が下の一覧に追加されます。
金額を入力する際に入力欄の右の電卓のマークをクリックすると計算機が表示されます。税抜きの金額を税込みに直して入力する必要がある場合などに便利です。マウスで操作しなくてもキーボードで直接操作できるのでテンキーがあれば快適に使えます。
入力した内容は後で日付順などでソートできますし、検索もできるので入力する順番などは気にする必要はありません。とにかくすべての収入を入力しましょう。
ブログにかかった経費の入力
収入の入力が終わったら今度は支出の入力です。ブログ運営にかかった経費を入力していきます。なにが経費に当たるかはけっこう難しい問題ですね。グレーゾーンというか解釈によって変わったり、業態によって当てはめられるか変わるものもありますし。
* はてなProなどのサービス料やレンタルサーバー代・・・間違いなく認められると思う * 独自ドメイン代・・・当然認められると思う * ブログの作成や運営のみに使用している機器・・・パソコンとかですね。あとネタ帳とか。まず認められると思う。 * ブログに関する学習のための費用・・・ブログとかワードプレスとかアフィリエイトとかの本とか。有料noteとかもまぁ認められると思う。 * ブログでレビューしたものの購入代・・・レビューのみのために買ったのならOKだろうけどブログ作成以外に使っているなら全額はNG。按分はめんどう。 * カフェ代・・・スタバやドトールなどのカフェで作業している場合のカフェ代。食べ物は認められないがドリンク代は場所代として認められるらしい。 * 通信費・・・ブログの運営にはインターネットが必要だ!とはいえブログ運営以外にも使っているだろうから按分が必要。 * 光熱費・・・ブログの運営には電気とか必要だ!とはいえブログ運営以外にも使っているだろうから按分が必要。正直認められる按分割合は低い気がする。 * 家賃・・・ブログを自宅で更新しているのであれば家賃も事務所費的な感じで按分して経費にできなくもない。ただ一体何%が認められるのか?
ブログ運営で認められそうな経費を思いつく限りザクザクっと書いてみました。考え方とかもですね。あくまで素人の僕なりの考えですが。
通信費や光熱費、家賃など私生活でも使用しているものを経費にする場合は按分する必要があります。これを家事按分と言います。例えば「インターネット回線は全体のだいたい1/4くらいはブログ運営で使っている」と考えた場合では通信費の1/4を経費にするということですね。
按分の割合は特に決まりはなく、「なんで全体の◯%経費にしてるの?」と聞かれたらちゃんと説明できればOKって感じでしょうか。なんだか難しいですね(^_^;)税理士さんに相談できるなら相談したいところです。ほとんど私生活に使っているならあまり深く考えず経費にするのは諦めるほうが無難かもしれないですね。
とにかく何を経費にするかを決めたら入力です。
かんたん取引入力の画面で入力欄の上のタブを支出に切り替えます。必要な項目を埋めて登録を押せば完了です。入力する項目は用意されているので簡単ですね。
家賃など家事按分が必要な項目を経費に計上する場合も100%の金額を入力します。按分はあとで「確定申告」のメニューで取引帳簿を作成するときに設定できます。
入力した内容は後で日付順などでソートできますし、検索もできるので入力する順番などは気にする必要はありません。とにかくすべての支出を入力しましょう。
あとパソコンなど10万円を超える物を購入した場合は減価償却資産になります。高額の商品は時間とともに価値が下がっていくのでそれに合わせて数年〜数十年に分けて分割して経費にします。減価償却の計算も白色申告オンラインでできますが、僕は10万円を超えるパソコンとかブログはめてから買ったこと無いのでやったことないです。
確定申告メニューで帳簿の作成と印刷
年間の収入と支出の入力がすべて終わったら確定申告メニューで帳簿の作成と印刷ができます。
確定申告メニューでは3ステップで白色申告に必要な確定申告書の作成ができます。雑所得での確定申告書は作れないのでStep2の「収支内訳書の作成」まで行います。
雑所得では収支内訳書は必要ありませんが所得額が計算できますし、取引帳簿も作成・印刷できるので僕は領収書などと一緒に保管しています。
まず、Step1の「減価償却費の計算」を開きます。減価償却する資産がない場合でも一度開いて完了しておかないと次に進めません。僕の場合は10万円を超えるものは買ってないので特に該当するものはありません。さっさと完了を押してStep2の「収支内訳書の作成」に進みます。
まずは基本情報の入力です。名前や住所などですね。サクッと入力して次に進みます。
売上の一覧が表示されます。かんたん取引入力で入力した収入の合計が表示されます。内容に間違いがなければ次に進みます。といっても手計算をするくらいなら会計ソフトなんか使わないわけで合計が正しいかなんて聞かれても困りますけど(^_^;)
光熱費や通信費など家事按分が必要な項目を支出として入力している場合に経費にする割合を入力します。割合は人によるので各自で考えてください。
光熱費と通信費以外にも家事按分が必要な項目がある場合には「水道光熱費や通信費以外の科目についても家事按分をしますか?」をはいに切り替えます。すると科目を選んで家事按分の設定ができます。
家賃の家事按分は次の項目で設定するのでこの時点では設定できません。
その他の経費の項目では地代家賃の設定をします。事業割合を決めて経費に参入できます。
家事按分の割合は難しいですね。僕は家賃は経費に組み入れてないのでこの画像の金額などは適当な数字です。ただ家賃は年間を通してかなりの高額になるのでうまく経費にできると効果が大きいですよね。この辺はプロの相談できると良いのですが。
一緒に働いている家族や従業員を設定しますが、一人でやっているのであればそのままでOKですね。このあとの消費税の設定も小遣いレベルのブログ収益では無縁なのでそのまま進みます。その後、入力内容などの最終確認を済ませると完了になります。
「収支内訳書の作成」を完了して確定申告の手順に戻ると「収支内訳書」と「取引帳簿」をPDFファイルでダウンロードできます。白色申告では帳簿の作成や保管の義務はありませんが、僕は念のために印刷して領収書などと一緒に保管しています。
僕はこうして作成した収支内訳書を確認して所得金額の欄の金額を雑所得の金額として確定申告しています。
まとめ
完全無料で使える「やよいの白色申告 オンライン」を使って雑所得で確定申告する場合のブログ収益の帳簿を作成する方法を紹介しました。
あくまで僕のやり方ですが、けっこう簡単で間違いにくい方法じゃないかな〜と思っています。会計ソフトで帳簿を作っておけばそのうち事業所得で申告することになった場合でもスムーズに移行できます。青色申告にすれば65万円の所得控除があって節税効果が大きいですしね。
経費の家事按分などソフトの操作以外で悩むところはありますが、流石にそのへんは素人の僕では何が正しいとも言えないし人によって違いますからね。こういった部分はプロに相談できるといいのですが、不安であれば経費にするのは諦めるというのも1つの手ではありますね。
やよいの白色申告オンライン ベーシックプランはキャンペーン中で初年度4,000円で利用でき、帳簿の仕分けや確定申告のやり方など経理業務の相談を受け付けています。たった4,000円で経理業務の相談ができるので初めての確定申告が不安な方はベーシックプランを利用しても良いかもしれませんね。