仕事うつ対策!?ストレスチェック義務化ってポーズだけの対策にイライラする

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昨年末から始まったストレスチェックの義務化。仕事でうつなどの精神的疾患や自殺に到るのを防ぐための対策として国が打ち出したものですね。

そんでもってですね、僕の勤めてる会社でも先日、「職業性ストレス簡易調査票」ってのが配られたんですよね。うちの会社ではどうも全社員に提出させる方針みたいです。

めんどくせぇなぁと思いながらも、サラリーマンである以上これも仕事なのでサラサラ記入してたんですけど。。。

なに?これ意味あるの?って感じなんですよね。政府が対策してますよってポーズだけの制度じゃんって思えて仕方ないんですよね。

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意味が感じられないのは今に始まったことじゃないけど

効果のない対策を打ち出しても仕方ないじゃない

国の対策の意味が感じられないって今に始まったことじゃないですけどね。ブラック企業の問題が叫ばれ、国も一応は対策しないとまずいと思っているんでしょうけど、効果が伴わないものばかりですよね。

ちょっと前はブラック企業は指導して改善しなければ企業名を公表するって話だったけど、あれ機能してるんですか?

そういうことやる暇あったら労基署にもう少し予算回して、労基法の規制をしっかりやる方針にすればいいだけでしょう。今の労基法をちゃんと守らせるだけでも労働環境は見違えるほど改善しますよ。

労基法違反は犯罪だし、労基署はちゃんと取り締まるべき

そもそも労基法違反は犯罪ですから、犯罪企業が堂々と存在してるのもおかしいわけです。

労基署は本来、労基法違反という犯罪を取り締まるために逮捕権もあるわけです。労基法の範囲については「司法警察官の職務を行う」と書かれているので、悪質な労基関係の犯罪を取り締まらないのは、職務放棄だと思うんですよね。

これは、労基署の職員のせいというより、監督官庁である厚生労働省や政府の責任でしょう。政府は変な対策を打ち出す前に、労基署がちゃんと仕事ができるようにして欲しいものです。

ストレスチェック義務化って意味あるの?

ストレチェック義務化とは?

さて、冒頭から話が脇道に入っちゃいましたが、今回の本題はストレスチェック義務化です。

ストレスチェック制度について|こころの耳:働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト
働く人のメンタルヘルス・ポータルサイト「こころの耳」(厚生労働省サイト)です。ストレスチェックの導入や実施に役立つポイント、ツールをまとめてご紹介しています。

50人以上の従業員がいる企業は、年に1度、従業員のストレスチェックを実施しないといけないってものです。開始されたのが2015年12月なので、今年の11月までに1度はやらないといけません。つまり今月中ってことですね。

国が推奨する方式は、57項目の質問に4段階で答える「職業性ストレス簡易調査票」というものだそうです。うちの会社でもこれに則ったものが配られました。この簡易調査票で高ストレス判定だと産業医の面談とかのステップに進むわけです。

ただ、これは企業には義務がかせられましたが、従業員側には受ける義務はないので任意なんですね。

簡易調査票って意味あんの?

57項目の質問に4段階で答える「職業性ストレス簡易調査票」なんですけど、この57個の質問を見てるとこれで何かわかるのかなって思うんですよね。例えば「仕事中は仕事のことを考えていなければならない」って項目があって4段階で選ぶわけですが、ほとんど何も考えてないってそりゃノンストレスだろうけど、ただのダメ社員じゃないですか。あと「いきいきする」とか「活気が湧いてくる」とか状況がよくわかりません。

そんなことよりも、もっと確認することがあるでしょう。労働時間が不当に長くないかとか、パワハラ受けてないかとかね。

もちろん上司に相談しやすい環境かみたいなそれなりに理解できる設問もあるんですけど、なんかイマイチなんですよね。それとも専門のお医者さんが見たらなんかわかるんでしょうか。

企業に任せてどうする!

一番の問題は従業員のストレスチェックを企業が実施するってことなんですよね。そもそも企業の不当な対応が原因で従業員にストレスがかかっている状況なら企業に任せたって改善するはずがありません。

もし高ストレスだとかってことで産業医の面談なんか受けた日には、人事で不当な扱いを受ける可能性だってありますよね。企業だって精神的にダウンしそうな人は切りたいのが本音でしょうしね。理不尽な話なんですけど。

それに結果を握りつぶされる可能性もあるし、一応やるだけやったってことにして環境改善はしてくれないかもしれない。

そもそもが、従業員側はストレスチェックを受けるかは任意なんですから、受けたいって意思表示する事も難しいかもしれないですよね。特に高ストレス従業員がたくさんいるであろうブラックなところではストレスチェックを受けたばかりにパワハラの対象になってしまうかもしれません。

とにかく、こうしたことは企業から切り離したところで拾わないと意味がないですよね。

まとめ

というわけで、今回はストレスチェック義務化の話だったんですけど、政府の労働環境改善に関する対策って、なんだか面倒なばかりで意味が感じられないものばかりで、そろそろなんとかして欲しいですね。

効果がわからないのにむしろ雑務が増えてイヤンなっちゃうんですよ。

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