正月からAmazonさんで頼んでいたSIMフリースマホ「gooのスマホ g07」が届いたので今日はそのネタでも書いてみたいと思います。というわけで、最初に記事をアップしたのが、2017年1月2日で、そこから更新していってます。
g07はNTTレゾナントが販売するSIMフリースマホなんですが、税抜19,800円(税込みだと2万超えちゃいます。タイトル詐欺って言わないで。。。)っていうエントリーモデルながらスペックもそこそこ高く、5.5インチの大画面にフルHD、さらに指紋認証やデュアルシム・デュアルスタンバイ(DSDS)に対応しているっている、凄まじいコスパのSIMフリースマホなんです。これが、本当にカタログスペック通りならスゲーなってことで物欲に負けて購入してしまったんですよね。
結論からいうとファーストインプレッションとしてはかなり良いです。というわけで、早速レビューと参りたいと思います。
※2017年3月5日追記
2月24日にg07を超えると思われるスゴいコスパのスマホ「HUAWEI nova lite」が発売されました!こちらもレビューしてます!
「gooのスマホ g07」とは
まずは、g07の概要をサラッと説明します。
スペック
項目 | 性能 |
---|---|
OS | Android 6.0 (Android7.0 アップデート対応保証) |
CPU | MT6750T オクタコア / Cortex-A53 1.5GHz ×4, 1.0GHz ×4 |
ROM/RAM | 32GB/3GB |
外部メモリ | micro SD/SDHC/SDXC / 最大128GB |
サイズ | 約152×75.6×7.9 mm |
重量 | 約 150g |
ディスプレイ | 5.5インチ, Full HD IPS液晶, 1920×1080ドット、Dragontrail®強化ガラス |
カメラ | アウトカメラ: 1300万画素 インカメラ : 800万画素 |
バッテリー容量 | 3,000mAh |
ネットワーク | ■LTE: B1(2100) / B3(1800) / B8(900) / B19(800) |
■W-CDMA: B1(2100) / B6(800) / B8(900) | |
■GSM: 850 / 900 / 1800 / 1900 MHz | |
SIMスロット | micro SIM + nano SIM (DSDS対応) |
WiFi | IEEE802.11 a/b/g/n(2.4GHz / 5Ghz) |
Bluetooth | Bluetooth 4.1 |
センサー | A-GPS/GPS Gセンサー(加速度) 近接センサー 環境光センサー 電子コンパス ジャイロセンサー |
スペックはgooのスマホ公式サイトを参考に表記しました。1万円台のエントリーモデルでオクタコア・3GBRAM・5.5インチフルHDディスプレイとか凄くないですか??さらに指紋認証付きでデュアルシム・デュアルスタンバイ対応ですからね。
もちろんオクタコアならなんでも高スペックってわけじゃないのは当然ですが、カタログスペック上は3万円クラスのスペックです。
採用しているOSはAndroid 6.0ですが7.0へのアップデート保証ということです。
メーカーはCovia(コヴィア)、販売はNTTレゾナント
g07はNTTレゾナントの「gooのスマホ」ブランドで販売されています。NTTレゾナントはその名の通りNTT系列の会社ですね。
実際に製造しているメーカーはCoviaです。聞いたことない方も多いかもしれませんが、横浜に本社を置く日本企業です。まぁ製造は海外工場で、g07も実質中国製ですが、価格を考えれば当然ですね。
ただ、メーカーも販売元も日本企業であればアフターサービスはそれなりに期待できるでしょう。海外企業だとどうしてもアフターサービスは面倒ですからね。
OCNモバイルONEのSIMがついてくる
NTTレゾナントの販売ということで、gooのスマホには同じくNTT系列の格安SIM「OCNモバイルONE」のパックがついてきます。ただし、契約するかは自由なので、スマホを買ったらOCNモバイルONEの申し込みセットもおまけでついてくるくらいに考えておけばOKだと思います。
OCNモバイルONEは他の格安SIMと違って初期費用の代わりにパッケージを買うスタイルで、ついてくるSIMのパッケージは定価で税抜3,000円ですからおまけと考えてもまぁまぁではないでしょうか。まぁAmazonとかで買うと200〜300円ですけどね。
OCNモバイルONEは格安SIMではシェアNo.1だそうですので、格安SIMへの乗り換えを考えている方はOCNモバイルONEに申し込んでも良いかも知れないですね。僕はDMMモバイルを使っているのでOCNモバイルONEのSIMについてはどうするか考え中です。
開封してみる
というわけで、Amazonで購入したのが届いたので開封してみます。カラーバリエーションはホワイトパネルとブラックパネルがあるのですが、僕はブラックパネルにしました。
まずは梱包から
いつものAmazonの箱から出てきたのは簡単な梱包のダンボールでした。
ダンボールを開けるとg07の箱とOCNモバイルONEのパッケージと端末アフターサポートの説明が入っていました。端末アフターサポートは有料で申し込んでおくと困ったときのサポートや水没とかいろいろ保証してくれるサービスみたいですが、僕は入る気ないので無視です。
音声通話機能付きSIMです。購入時にデータ通信のみと選択ができます。
g07を開封
g07の外箱です。なかなかしっかりした作りです。
開けてみるとまず本体が見えます。
さらに下に付属品類が収まってます。
まず付属品はこんな感じです。保証書とスタートアップガイド、ACアダプタとUSBケーブル、画面保護フィルムですね。あとSIMトレイを取り出すためのピン。こんなエントリーモデルで画面保護フィルムが付いているのはさり気なく嬉しいですね。
本体をチェックしてみる
いよいよ本体です。前面は物理キーなどはなくシンプルです。カラーバリエーションがホワイトパネルがと前面のベゼルが白いのですが、僕はブラックパネルなのでツルッと黒いです。
裏面はこんな感じです。ホワイトパネルもブラックパネルもどちらもパネル部分以外はメタリックなのですが、パネルの色に合わせて若干色が違います。ブラックパネルの方が暗いメタリックのようです。
上部にカメラと指紋センサーがついています。指紋センサーは手で持った時に人差し指が自然と触れるあたりになっていて良い感じです。あとはg07のロゴと型番・シリアルナンバーなどを書いたシールが貼ってあります。デザインは好みもあるでしょうが、質感は悪く無いです。そう悪くはない感じです。少なくとも価格を考えればかなり健闘していると思います。
持ってみた感じはこんな感じです。5.5インチということでそこそこでかいですが背面がラウンドしていることもあって持ちやすいと思います。
右サイドには電源ボタンと音量ボタン配置されています。
左サイドにはよく使う機能を登録できるショートカットボタンがついています。これの使い勝手は実際に使ってみてというところですが、カメラのシャッターとして使えるのは嬉しいですね。音量ボタンの−側がシャッターとかだと誤操作しちゃうんですよね。
上部にはイヤホンジャックですね。
下部にはスピーカー・マイクとUSB端子、そしてストラップホールがついています。最近のスマホにしては珍しいですね、ストラップホール。ただの飾りならイヤホンジャックに刺すタイプが出回ってますが、落下防止のネックストラップとかだとストラップホールがないと使えないですから嬉しい方もいると思います。
USB端子は裏表がないType-cです。充電の時に裏表を気にしなくていいのは楽ですね。これからはType-cに切り替わっていくのでしょうね。
早速付属していた画面保護フィルムを貼ってみました。貼り方がヘタで空気が入っちゃいました。品質は普通ですね。まぁおまけみたいなものですからね。
SIMトレイを取り出してみたところです。1つのトレイでマイクロSIMとナノSIMが入ります。ナノSIMの部分はマイクロSDカードと兼用です。つまりナノSIMとマイクロSDは同時には入れられないってことですね。公式サイトの情報にもちゃんと書いてあります。
しかし、マイクロSDを使おうと思ったらデュアルシムを諦めないといけないってのはもったいないですね。こういった仕様は結構あるみたいですが、できれば分けてほしいものです。
起動してみよう
まずは初期設定
それではSIMトレイにSIMをセットして電源を入れます。
Androidスマホですから起動後の設定は普通のAndroidの設定です。最後にランチャアプリでgooホームにするかって聞いてくるのが違うくらいですね。gooホームはgooアカウントを利用して天気や交通情報を簡単に確認できるのがウリのようですが、僕は普通にLauncher3にしてしまいました。
次にSIMの設定ですが、デフォルトで入っているSIM管理ってアプリで簡単にできます。SIMの種類を選ぶだけですね。ほとんどのSIMは揃っているようなので困ることは少なそうです。
プリインストールアプリはちょっと多めかな
gooのスマホってことでgoo関連、OCNモバイルONE関連のアプリがプリインストールされています。
ちょい多めですが、個人的にはほとんどいらないのでサクッとアンインストールしました。デフォルトでアンインストールできないものは放置してますが。
ベンチマークはなかなか
定番のAntutuでベンチマークテストをやってみます。バージョンはv6.2.7です。
ベンチマーク結果は43,182でした。環境によって多少誤差は出るでしょうが、価格帯を考えるとかなり優秀な数値ですね。もちろんハイエンド機では10万超えて当たり前ですが、4万あればほとんどの用途には問題ない数値です。
僕が現在メイン機にしているPriori3sなんて2万台ですからね。
カメラの性能はイマイチ
僕はスマホのカメラ性能にはあまりこだわらないタイプですが、こだわる方は多いと思いますので、ちょっと検証してみます。と言っても自宅で簡単にできる範囲です。すいません。メインカメラは1300万画素ということですが、画素数以外に情報がないのでどうでしょうか。
今回の比較対象はfreetelのフラッグシップモデル「SAMURAI 極(KIWAMI)」です。2100万画素で画素数は違いますが、画素数以外の部分でも見てみたいと思います。
まずは「SAMURAI 極(KIWAMI)」で撮影した画像です。
次はg07で撮影した画像です。
同じ被写体を撮影しているのですが色の鮮やかさが全然違いますね。もちろんKIWAMIの方が綺麗ですし、実際の色に近い印象です。。。カメラについては価格相応ってことでしょうか。
タッチパネルの精度に難あり?
購入時は知らなかったのですが、この記事を読んでくれた方からTwitterで連絡いただきまして、タッチパネルの精度に難があるのではって話があるみたいですね。
斜めに線を引くと波打って認識されるっていうことみたいです。
試しにTest Touchなるアプリを使って斜め線を引いてみたところが上の画像ですが、確かに波打っています。規則的に波を打っている感じなので故障とかではなく仕様でしょうね。
最新のスマホにしては精度が低いですが、通常使用で気になることはないでしょう。精度が必要なゲームやお絵描きアプリなんかを使用しないのであればまず気になることはないと思います。
知ってしまうとちょっと気になりますが、逆に言うと知らなければまず気がつかないレベルの話ですね。
デュアルスタンバイの実力は?
個人的には目玉と思っているデュアルスタンバイ。デュアルスタンバイ対応のスマホとしてはg07は日本で入手できる最安のスマホでしょうからね。
そもそもデュアルシム・デュアルスタンバイ(DSDS)とは
そもそもデュアルスタンバイってなに?って方向けに軽く説明しておきますと、2つのSIMを入れて同時に使えるってことです。2つSIMが入るデュアルシムのスマホでもデュアルスタンバイ対応じゃないと同時に待ち受けできないので結局片方しか使えないんです。厳密にいうと片方のSIMで通話している時はもう片方は通信できないので完全に同時ってわけじゃないんですけどね。
デュアルスタンバイだと2つの電話番号を1台のスマホで使ったり、大手キャリアのかけ放題のSIMで通話してデータ通信は格安SIMみたいなことができるんですね。
SIM管理アプリでデュアルシムの管理も簡単
試しに我が家にあるDMMモバイル(音声通話付きマイクロSIM)とフリーテル(データ通信専用ナノSIM)の2つのSIMを入れてデュアルスタンバイを有効にしてみました。
管理はプリインストールされているSIM管理アプリで簡単にできます。1番の方がマイクロSIM、2番の方がナノSIMです。それぞれサービスを選択して初期設定をします。
あとはそれぞれ音声とデータをオン・オフ簡単に切り替えることができるので必要に応じて切り替えて使う事になります。音声は同時にオンにできます。データだけオンにはできないのでデータ通信専用でも原則どちらもオンにしておく必要があります。データはどちらか片方しかオンにできません。有効にしたい方をオンにしておきます。
実際の使用感は
まだ到着して間もないので実際の使用感は後々更新しますが、今のところかなり好印象です。ほとんど引っ掛かりを感じることなくサクサク動いてくれています。
指紋認証は快適
さっそく指紋を登録して指紋認証の使い勝手を試してみました。
上でも書きましたが、指紋センサーの位置は持った時に人差し指が自然と触れる位置です。
今日1日でも20〜30回は指紋認証しているはずですが、指紋認証の精度と速度は全く問題なしですね。十分快適な範囲だと感じました。
まとめ
到着したばかりなので細かい部分や動作についてはこれから実際に使いながら書き足していきますが、現時点でもかなり良いですね。こんなレベルのスマホが約2万円で手に入るなんてスゲェ!って感じです。
バリバリの3Dゲームをやるとかでなければこれ買っとけば間違いないんじゃない?ってくらい好印象ですね。2016年に発売されたスマホで最高のコストパフォーマンスですよ。たぶん2017年に入ってもしばらくはこれを超える高コスパスマホは出ないんじゃないでしょうか。
カメラ性能に妥協できるってのと処理の重いゲームはしないってのが条件であれば、安くてもメイン機でほとんど不満が出ないと思われるかなり良いスマホです。
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