どうも!自宅ではトラックボール派のきったんです。
先日トラックボールが良いよっていうトラックボール推しの記事を書いたんですけど、久々にはてブがいっぱいつきました。みんななんだかんだトラックボール気になってるんじゃないですか?
で、こんな記事を書いたのは久々にトラックボールを購入してテンションが上がっていたからなんですよね。それがエレコムの「HUGE」という名前のトラックボールです。いい加減今使っている「Tracball Explorer」を買い替えたいとAmazonでなんとなくトラックボールを見ていたら発見。調べたところ発売されたのは2017年7月ということですでに3ヶ月くらいたっているのですが見逃していました。
購入からしばらく使用してみたのですが人差し指と中指で操作するタイプのトラックボール、特にTracball Explorerに近いものを探している方にはかなりおすすめできるトラックボールとなっています。
というわけで感想とかいろいろと書いてみようと思います。
エレコムの新作トラックボール「HUGE」有線タイプ M-HT1URBK
パソコン用のポインティングデバイスといえばマウスが一般的で「トラックボール?なにそれ?」って感じの人も多いでしょう。僕たちトラックボール派には生きづらい世の中です。そんななか積極的にトラックボールに新作を発売してくれる数少ないメーカーのひとつエレコムから出た新作のトラックボールが「HUGE」です。
有線タイプと無線タイプの2種類がありますが、僕は有線タイプを購入しました。マウスと違って固定して使うトラックボールでは線があってもあまり邪魔にならないのでワイヤレスの必要性を感じなかったというのが主な理由ですね。まぁ、全く同じ価格なら無線にしてますけど有線タイプが2,000円ほど安かったので。
ちなみに無線タイプ(M-HT1DRBK)はこちら
接続方式と電源以外は基本的に同じ仕様だと思いますのでワイヤレスが良い方は無線タイプがいいですね。無線タイプは専用のレシーバーをUSBに差して使うタイプで電源は乾電池式ですね。
どちらもメーカーの参考価格は1万円越えで高級機種といった感じですが、実際の店頭価格はお手頃でいい感じです。Amazonでは半額以下で購入できます。
その名も巨大!大玉で操球感抜群のトラックボール
「HUGE」という名前は英語で巨大という意味です。その名の通り本体サイズはかなりデカいですね。
我が家にあったエレコムのマウスと比較するとその大きさがわかります。
メーカーのホームページを見ると奥行181.9mmとなっていてかなり大きいです。といっても本体を動かして使うマウスと違って、トラックボールは本体を固定して使うのでスペースは最小限で済みますから大きくても問題ありません。
基本的にトラックボールのボールは大きいほうが操球感が良くなり快適に使えます。HUGEのボールは直径52mmと大きくなかなかの操球感を実現しています。
もちろんケンジントンのSlimBladeあたりと比較してしまうと滑らかさは劣ります。勢いをつけて転がしたときのカラカラ音はちょっとチープな感じがしますしね。
でも、大玉だけあって慣性はしっかり働くし、十分に検討しているほうだと思います。
また、ボールを支える支球は人工ルビーということなので、摩耗の心配も少ないでしょう。これが鉄とかだと耐久性が心配ですからね。
ボールを転がすのが楽しい、使っていて気持ちのいいトラックボールです。
手にしっくりなじむ形状と低反発素材がいい感じ
「HUGE」の特徴は何といってもその形状。手になじみやすいエルゴノミクスデザインですね。手を置いてみると自然とボールやボタンを操作しやすい位置に指が触れることがわかります。
パームレストが一体になっているようなデザインで、パームレストの部分には低反発素材が張り付けられています。低反発素材は耐久性がちょっと心配だなと思いましたが柔らかく優しい使い心地でなかなか良いです。
トラックボールではパームレストを別に購入する方が多いと思いますが、HUGEはパームレスト無しでも快適に使えますね。
8ボタン+チルトホイールの多機能性
HUGEは8ボタン+チルトホイールと多機能なトラックボールです。左右クリック、ホイールの中クリック、上下左右にスクロールできるチルトホイール、進む・戻るのボタンのほか、自由に機能を割り当てられるファンクションボタンが3つついています。
上から見るとボールの右側にファンクションキーが2つあって人差し指で操作する感じです。ボールを挟んで反対側には右クリックともう一つのファンクションキーがあり中指、薬指にいい感じで当たります。
親指周りはこんな感じで、メインとなる左クリック、チルトホイール、進む・戻るボタンが配置されています。
基本的にボタンは増えれば増えるほど操作性が悪くなる傾向がありますが、HUGEはボタン配置も工夫されていてパームレスト部分から手のひらを離さなくてもボタンが押せるようになっています。この辺はよくできていますね。
ファンクションボタンは専用の「エレコムマウスアシスタント」というソフトをホームページからダウンロードして設定すると使えるようになります。アプリケーションごとに機能を使い分けることができるので使いこなせばかなり便利そうです。
ポインタの移動速度を切り替えられるスイッチ付
大玉トラックボールの魅力は広いディスプレイでもサッとボールを転がせば端から端まで楽ににポインタを動かせる点にもありますが、その分細かい操作はなれないと難しかったりします。
そこで細かい操作をするときには動きを遅くして精度を上げると使いやすいのですが、いちいち設定画面を開くのはめんどくさいものです。
HUGEにはポインタの移動速度を500/1000/1500カウントの3段階で切り替えられるスイッチが付いています。設定画面を開かなくてもハードウェアスイッチで切り替えられるのはうれしい仕様ですね。
僕は15インチクラスのノートPCをメインに使っていて大画面ではないので真ん中の1000カウントで使っていますが、精度もよく不満はありません。
ボールの掃除もしやすい
トラックボールを使っているとめんどうなのがボールの掃除です。使っているとどうしてもボールの部分にほこりや手の汚れがついて滑りが悪くなってくるんですよね。
なので定期的な掃除は必須なのですが、ボールを外すのがめんどくさいと掃除もしにくいんですよね。
HUGEは底のほうにある穴から軽く押すだけでボールが外れるので掃除がとても楽にできます。購入前は気づきにくいポイントですがこれはかなり良いポイントです。
クリック感にチープさはある
メーカー参考価格は1万越えと高級機種並みですが実際の販売価格はエントリー~ミドルクラスと手ごろな価格なのでやはり高級機種並みとはいかないところもあります。
全体的な使い心地は良いのですが、各ボタンのクリック感はちょっと安っぽいですね。押した感じは軽くカチッという音にも使っていてテンションが上がる感じはありません。
とはいえ特に使いにくいものでもなく、可もなく不可もなくといった程度なので不満点というほどではないかなといった感じですね。
この辺は価格相応と割り切るしかないところでしょう。
Tracball Explorerを忘れられない方に超おすすめ
僕は長年マイクロソフト製の「Tracball Explorer」というトラックボールを使っていました。発売から10年以上経ち当然ながらもう新しく入手することは難しいのですがめちゃくちゃ使いやすくて良いトラックボールです。仕方がないので自分で修理したりして使ってきたのです。
「Trackball Explorer」を使い続て十数年。新たなトラックボールを探求する旅が始まる!のかも。。。 – 物欲に負けた日
10年間以上使い倒したMicrosoft「Tracball Explorer」をメンテナンスしてみた! – 物欲に負けた日
10年間Microsoft「Tracball Explorer」を使い続けた僕が、オススメの乗り換え用のトラックボールを吟味してみた! – 物欲に負けた日
左右非対称のエルゴノミクスデザインは手にしっくりなじみ素晴らしいデザインなのですが、同じような使い心地のトラックボールはなく唯一無二のトラックボールだったのです。僕と同じようにTracball Explorerが忘れられないユーザーは多くいるようで、Tracball Explorerのメンテナンス情報はネット上にたくさん出回っています。
「HUGE」はそんな名機Tracball Explorerの代わりとしておすすめできるかなり良いトラックボールです。
Tracball Explorerと比較すると全体的なデザイン、ボタン配置などがTracball Explorerにかなり近いことがわかってもらえると思います。もちろん全く同じではありませんが、8ボタン+チルトホイールということでTracball Explorerをより高性能化した機種と考えることもできます。実際に使ってみてもTracball Explorerからの乗り換えにはかなり良い感じです。
まとめ
エレコムの新作トラックボール「HUGE」はかなり良いできのトラックボールですね。人差し指と中指で操作するタイプのトラックボール、特にTracball Explorerに近いものを探している方にはかなりおすすめできるトラックボールです。もちろんこれからはじめてトラックボールに挑戦してみようという方にもいいと思いますよ!
細かい部分ではチープさを感じるところもありますが、致命的な不満点はなく、価格もトラックボールとしては手頃な価格です。
マウスに比べて市場が小さいトラックボールにも積極的に新作を投入してくれるエレコムさんには感謝ですね。