どうも!きったんです。
もう3月も終わりですね。近くの公園に行ったらきれいな桜が咲いていまして、もう春が来たんだな〜と。
この時期は卒業だの、就職や転勤だのって生活環境が大きく変わる時期です。僕の会社でも毎年4月1日付で定期人事異動があって職場の顔ぶれがガラッと変わったりします。
そんな時期に買うものがあるじゃないですか!そう、電車の通勤定期券です。異動がない人でも最初に4月に買っていたら今は買い替えの時期ですしね。
僕はというと今年は子供が産まれたばかりということもあって会社と協議して異動はなしってことになったのですが、それでも定期券は最長で6ヶ月なのでこの時期に買い替えをしないといけません。
そこでふと思ったのですけど、そもそも通勤定期券ってお得なものなんですか?会社から定期代が支給されてるから何も考えずに買っていましたが今まで通常の運賃と比較したことなかったのですよね(^_^;)
というわけで通勤定期ってそもそもお得なのかってことを考えてみました。
通勤定期ってお得なのか?
JRの通勤定期はお得だ!
通勤定期券の割引率はJR東日本の場合(たぶん他のJRも同じだと思います)1か月定期で約50%、3か月定期で約55%、6か月定期で約60%となっています。
この割引率というのは「定期券の期間中に毎日1往復した場合の料金」に対していくら安くなるかという割合です。なので割引率50%なら月に15往復すれば元が取れる計算になります。JRの6ヶ月定期なら1ヶ月12往復分の料金で毎日乗り放題といういことです。
月にどれくらい通勤するかは人によって様々でしょうけど、土日祝が休みでそれ以外の平日に1往復する場合は月に20往復程度になるのでかなりお得になりますね。
私鉄の定期券は微妙だ!
私鉄は各会社によって様々ですが、JRより割引率が低いところが多く、首都圏の大手私鉄や地下鉄の場合はだいたい40%弱の割引率になっています。
鉄道会社 | 割引率(上限) |
---|---|
東武鉄道 | 40.1% |
西武鉄道 | 37.1% |
京成電鉄 | 35.9% |
京王電鉄 | 37.4% |
小田急電鉄 | 43.1% |
東京急行電鉄 | 37.6% |
上の表は国土交通省の資料の大手民鉄の運賃状況の資料から持ってきたものです。
割引率が40%の場合は1ヶ月18往復しないと元が取れない計算になります。割引率が一番低い京成電鉄の場合は19往復でも元が取れません。なので年末年始やGWなどの大型連休がある月などはむしろ損する可能性もありますよね。
例えば弊社の場合、正月は3日まで休み、土日祝は休みなので今年の1月は出勤日数19日、今月3月は20日です。これに私用の休みや有給休暇を取得すると定期券を買ったほうが損してしまうことになります。
しかも、この割引率は上限なのでもっと割引率が低い可能性もあるわけで。。。さらにこの他の鉄道会社まで見ると割引率が30%という路線もあって、その場合は1ヶ月21往復しないと元がとれないことになり、基本的に定期券を買ったほうが損するという計算になります。
昔は定期券でないと毎日きっぷを買う手間がかかりましたが、今はSuicaやPASMOでオートチャージにでもしておけば手間はかかりませんよね。そうすると料金が安くならないなら定期券のメリットがないことになってしまいますね。
まとめ
定期券ってお得ってイメージがあったんですけど、実際にはそうでもないんですね。
休日も外出するのに定期券を利用しているとか使用頻度が多ければ定期券のほうが圧倒的にお得になるケースもあるとは思いますが、急に不要になっても払い戻しは1ヶ月ごとなので不便ですし、こうなってくるとJR以外は定期券を買わないって選択もありなのかなって思ってしまいました。体調を崩して1週間くらい休んだら損するってねぇ。
もちろん、実際の定期券の購入時には細かい計算があったりクレジットカードでポイントがついたりするので難しいところではありますけど。
ちなみに学生が使う通学定期は通勤定期に比べて割引率が高く設定されています。60〜80%くらい。なので通勤定期と違ってかなりお得です。