最近の100円ショップはマジすごい!
僕が子供の頃、平成初期頃ですか、100円ショップって安かろう悪かろうのイメージでした。
それが今では品揃えも増え、扱う商品のレベルも上がり、機能面でも価格面でも満足できる商品が増えています。
先日、子供とお出かけしたときに待ち時間があったので、通りかかりのダイソーでお買い物をしました。いくつか買い物をしたのですが、特に「針のいらないステープラー」には感心したので紹介したいと思います。
針が不要!コクヨの「ハリナックス」
ステープラー、日本ではホッチキスと言った方が通りがよいですね。コの字型の針を使って紙を綴じるあの道具です。
2009年、ちょうど10年ほど前ですか。コクヨから画期的なステープラーが発売されました。針がいらないステープラー「ハリナックス」です。
針を使わないため補充の必要がなく、シュレッダーにかけるときに取り除く必要もなく、資源を使わないので環境にも優しいとメリットがたくさんあります。
もちろんデメリットもあって、一度に綴ることができる枚数や強度は金属製の針のほうが優れていますし、一度綴じたものをバラす場合にも針の穴程度の傷しかつかない一般的なホッチキスの方が良いと思います。
あと、紙を圧着したり織り込んだりして留めるため、一般的なホッチキスよりハリナックスの方が力が必要です。僕自身はそれほど苦痛に感じたことはないのですが、ひんぱんにホッチキスを使う職場の女性社員が常用するのはキツいと言っていましたね。
使いどころによりますが、キチンと使い分ければハリナックスはとても便利です。
ハリナックスには紙に穴を開けずあとから取り外すこともできる圧着タイプと、最大12枚までをしっかりと綴じることができる織り込んでとじるタイプの大きく2つのタイプがあります。その他、一度に留めることができる枚数などによりいろいろとラインナップされています。
僕は職場でも備品としてハリナックスを置いているため、どちらのタイプも使ったことがあります。
圧着タイプはたしかにあとから取り外すのには良いのですが、ちょっとした力が加わると外れてしまうので使わなくなってしまいました。
織り込んでとじるタイプであれば強度もあるため、あとから取り外す可能性があまりない書類の綴じ込みによく利用しています。
ダイソー「針のいらないステープラー」
ハリナックスを愛用して数年になるのですが、先日100円ショップのダイソーに行ったら同じ原理の「針のいらないステープラー」というのが100円で売られていました。
ハリナックスもせいぜい数百円の品ではありますが、さすがに100円では買えません。これは安い!というわけで買ってみたのです。
とりあえず手に持ってみました。見た目はなんとも無骨ですね。質実剛健。ある意味悪くはないような気もします。
実際に紙綴じてみるとこんな感じです。ハリナックスの織り込んで閉じるタイプとソックリですね。
本家のハリナックスは織り込まれる部分がただのU字ではなく矢印のような形になっていたので、ハリナックスに比べると外れやすいのかもしれません。ただ、触ってみた感じでは強度には問題なさそうでした。
綴じられる枚数は4枚までとなっていますが、自宅にあったコピー用紙で試したら6枚くらいまではなんなく綴じられました。
ハリナックスと比較すると綴るときに硬く力が必要な感じです。僕はそれほど苦痛には感じないので、平均的な成人男性程度の握力があれば特に困らないかな。ただ、女性や子供の場合はけっこう硬く感じるかもしれません。
ハリナックスの織り込んでとじるタイプはレバーハンドル式でダイソーのは単純に上から押し込むだけなので硬さが違うのは仕方ないですね。
ただ、その分ダイソーの「針のいらないステープラー」の方がかなりコンパクトです。持ち運び用にはむしろこっちの方がいいかもしれません。
僕自身は十分実用的だと思ったので、これから使っていくつもりです。
織り込んで閉じるタイプはけっこう複雑な作りをしていると思うのですが、100円でこれが売れるんですねぇ。利益出るんでしょうか?
まとめ
ダイソーの「針のいらないステープラー」は100円にしてはしっかりとした作りで驚きました。本体のコンパクトさなどハリナックスに勝る部分もありますしね。
もちろん、綴ることができる枚数や綴る力の軽さなど全体的にはハリナックスの方が優れていますけどね。
100円でこんなもの売られたら開発したメーカーは大変ですね。