自分できるエアコン分解洗浄方法まとめ!高圧洗浄機(ケルヒャー)でエアコンの丸洗いをやってみたぞ!

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どうも!本業は電気屋さんのきったんです。

最近、寝室のエアコンがカビ臭くなってきたので高圧洗浄機を使って分解洗浄をやってみました。

エアコンの分解洗浄

エアコンの分解洗浄って専門の業者に頼むのが一般的だと思うんですけど1台1万円くらいはかかりますよね。我が家にはエアコンが3台あるので全部で3万円と考えるとこれはけっこう高い。それに僕はこれでも一応電気屋ですからね。エアコンの設置とかはそれなりに経験がありますし、分解洗浄もやってるところは何度か見ているので大体のやり方もわかります。

エアコンの掃除って暑いシーズンの前後でやるのが理想ですが、今回は使っていてカビの臭いが気になりはじめてからやったので中途半端な時期になってしまいました。

そんなわけで高圧洗浄機でエアコンの分解洗浄・丸洗いをやってみたのでエアコンの分解や洗浄方法のまとめを書きます。

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エアコンの分解洗浄に必要なもの

今回は高圧洗浄機でエアコンを分解洗浄したのでまずは高圧洗浄機が必要ですね。

僕は先日のAmazonプライムデーで購入したケルヒャーの安価なモデルを使いましたが、エアコンの洗浄にはそれほど水圧は必要ないのでどれでも大丈夫だと思います。

それとエアコン洗浄用のカバーがあると楽ちんです。エアコン洗浄のときに汚れた水が大量に出るので養生しないといけないのですが、専用のカバーがないとかなり大変ですからね。価格もそれほど高くないし何度か使えるので買ったほうが良いと思います。僕が買ったのは1〜3回用となっていますが丁寧に扱えばもっと何回も使えますね。

そのほか養生テープ、ビニール袋(レジ袋)、雑巾(ボロいタオル)、汚れた水を受けるバケツ、それと+と−のドライバーを使いました。

エアコンの分解洗浄をやってみた!

エアコン

今回分解洗浄をしたのはこちら。日立の白くまくんです。

ちなみになんですが、分解洗浄をはじめる前にガッツリ部屋を冷やしました。洗浄中はエアコン使えないですからね。先に冷やしておけば多少はマシでしょう。暑くなる前に掃除をしておけばよかったのですけどね。

エアコンを分解

まずはエアコンを分解します。分解のしかたはある程度共通ではあるもののメーカーや製品によって違うので事前に調べておくと楽ですね。最近はネットでエアコンの型番を使って検索すればだいたい情報が見つかると思います。

僕は「RAS-A22D 分解」で検索するとすぐに分解のやり方を解説したサイトが見つかりました。

sidelife.net

というわけで分解を開始。最初に電源を切ってコンセントからプラグを抜いておきましょう。

エアコンの分解 

まずは全面のパネル、フィルター、風向きを変えるルーバーを外します。これはまぁカンタンですね。ここで詰まるようなら分解洗浄は諦めた方が良いかなと思います。

購入して2年くらいですし、フィルターなどはこまめに清掃しているので全体的にそれほど汚れていないのですが、送風口の奥を除くと黒いものが点々と。。。カビですね。エアコンの中は結露で水分が貯まるのでほっておくとカビが生えてしまうんですよね。

この次が分解で一番めんどうなフロントカバーの取り外しです。

エアコンの電装部

まず右側の電源カバーを外します。ここはもともと設置のときに開ける部分なのでネジを1本外せばカンタンに外せます。

フロントカバーのネジ

フロントカバーは下の方にネジがあります。キャップが付いていますが見ればすぐにわかるのでキャップを外してネジをとります。このエアコンの場合は2本ネジがありました。

多くのエアコンで上は引っかかっているだけなので下側のネジをとって持ち上げるようにするとフロントカバーが外れます。ただ、日立のエアコンは比較的フロントカバーが外しにくいようです。このエアコンでも上の部分は爪がガッチリとハマっていたのでマイナスドライバーでグッと押し込んで外しました。

分解したエアコン

ここまで分解できればOKです。フロントカバーの外し方さえわかればそれほど難しいところはないはずです。

洗浄の前に養生を行う

分解ができたら養生です。

電装部の養生

家庭用のルームエアコンは右側に水に弱い基盤などがあるのでこの部分が濡れないようにビニール袋などでカバーをします。

アース線と温度センサー

できれば熱交換器につながっているアース線と温度センサーを外して基板側に寄せておくとカバーがし易いです。

エアコン洗浄用のカバー

次にエアコン洗浄用のカバーをエアコンにかぶせます。ゴムがついているのでカンタンに取り付けられます。洗浄中に水の重みで外れると悲惨なのではずれないように養生テープで補強しておきました。また、上のほうが垂れてくると邪魔なので天井に養生テープで留めておきます。

このカバーをつけると下の方に水が出るのでバケツを置いておきます。

高圧洗浄機で洗浄

全体を見てホコリなどが付いているのであれば先にブラシで汚れを落としたり掃除機で吸います。そうしないと高圧洗浄機の水でゴミを中に押し込んでしまうことになりますからね。

表面の汚れがとれたら高圧洗浄機で熱交換器の部分を洗浄します。水圧はあまり高くする必要はありません。知り合いの業者さんに聞いたところ「1Mpa程度でも十分、あまり強くしないで汚れが強いときは洗浄の時間を長くしたほうが良い」とのことでした。

エアコンの洗浄

右の基盤部分に水がかかると故障の原因になるのでなるべく右に水が行かないように左に傾けて水をかけていきます。熱交換器の奥の方までしっかり水が届くように丁寧にまんべんなく水をかけます。

エアコンの洗浄

熱交換器の洗浄が終わったら続いて吹き出し口の方からも水をかけます。吹き出し口の奥にドラム状のファンがあります。水をかけると回転してしまうので何か棒で押さえながらしっかりと洗浄します。

汚れた水が落ちてくるはずなので水がキレイになるまで繰り返します。

今回は水だけで洗浄しましたが、本当は高圧洗浄機で洗浄する前に洗剤を付けておくとよりしっかりと汚れが落ちます。市販のエアコン洗浄スプレーを全体に吹きかけてしばらく時間を置いてから高圧洗浄機ですすぐようにすると良いそうです。

流れ出てくる水がキレイになるまで洗浄したらしばらく放置して水を出てしまうのを待ちます。

エアコン洗浄後の水

洗浄の際にエアコンから出てきた水はこんな感じ。そこまでひどく汚れているわけではないものの黒く浮いているのはおそらくカビでしょう。このまま使っていたらカビ菌が部屋中に舞ってしまうところでした。

エアコンの強制運転ボタン

ある程度水が出きったらここでコンセントにプラグを刺します。本体の強制運転ボタンを押して強制的に冷房運転をします。動き始めると最初に水が吹き出すので注意しましょう。

2〜3分待って熱交換器の導管部分を触って冷たくなっていればOKです。これで分解洗浄は90%終わったようなものです。

アルコールでカビ予防

エアコンの中は結露した水でどうしても湿気てしまうので使っているうちにカビが発生してしまうのは防ぎようがありません。こまめに掃除するしかないですね。

でも少しでもカビの発生を遅らせたい。ということでアルコール(エタノール)で消毒しておきました。こうするとカビの発生を予防できます。

アルコールと霧吹き

アルコール消毒は霧吹き(スプレー)を使って行います。

エアコンのアルコール除菌

熱交換器、吹き出し口とまんべんなくふりかけておきます。もちろん右側の基盤などがあるスペースは濡らしちゃダメですよ。

組み立てる

洗浄が終わったら養生を外して組み立てます。

養生を外す前に念の為コンセントからプラグを抜き、雑巾で拭いて取れるだけ水分を取っておきます。

分解したパーツを分解の逆の順序で取り付けて行きます。分解に成功しているなら迷うところはないはずです。

これでエアコンの分解洗浄は完了です。

まとめ

初めて自分でエアコンの分解洗浄をやってみましたが思ったより簡単でした。特に汚れた水を受ける養生は専用カバーを使えば簡単にできて便利ですね。

分解洗浄はやり方を間違えるとエアコンを壊してしまう可能性もありますので参考にやってみようという方は自己責任でお願いします。また、自動掃除機能が付いているエアコンは壊さないように洗浄するのは大変みたいです。我が家のエアコンには自動掃除機能はなく個人的にはそれほど大変ではありませんでしたが、大変そうだという方は素直に業者に頼むのも良いかもしれません。

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