
楽器演奏を趣味にする人のあるあるな悩みと言えば騒音問題ではないでしょうか。美しい音を奏でる楽器とはいえ、場所や時間を選ばずに大きな音を出していたらトラブルになってしまいます。
僕はウクレレが趣味なのですが、自宅で練習していると家族にうるさがられてしまいます。それに平日は仕事から帰るともう夜なので近所迷惑にならないかという心配もあります。
そんな時に便利なのが消音器と呼ばれるアイテムです。弱音器やミュートなどと呼ばれることもあります。
今回は100円ショップやホームセンター、スーパーなどで安価に入手可能なマジックテープタイプの結束バンドが消音器にピッタリだよ!という話です。
楽器練習には消音器が必須!
我が家は戸建住宅なので昼間に家族が居ないチャンスタイムには思いっきりウクレレを弾いています。しかし、家族がいる時や早朝・夜間は騒音問題があるので思いっきり音を出すことはできません。ましてや集合住宅にお住まいの方だとかなりを気を使うと思います。
でも、楽器の練習は毎日やらないとすぐに腕が鈍ってしまいます。だから家でも練習できる環境は必須!そして、それを実現してくれるアイテムである消音器も必須ということなんです。
ウクレレの消音器は主に2つのタイプがあります。サウンドホールをふさいで音の拡散を抑えるタイプと弦をはさんでダイレクトに音が出にくくするタイプです。
サウンドホールをふさぐ消音器
サウンドホールをふさぐタイプの消音器はサンドホールカバーなどとも呼ばれます。
ウクレレ(ボディのある弦楽器は全般そうですが)は弦から出た音をボディ内部で反響・拡散させ、複雑で美しい音色に変化させると同時に音が大きく響くようになっています。そして、そのために大きな役割を果たしているのがボディに空いた穴、サウンドホールです。
このサウンドホールをふさぐことで音を小さくすることができます。消音というよりは多少音が小さくなったかな?くらいの効果ですが、ないよりはマシです。
この後紹介する弦をはさんで音が出ないようにするタイプに比べると消音効果は低いのですが、その代わり音程が大きく変わることがないので、練習はしやすいです。
弦をはさむタイプの消音器
ウクレレの弦4本をまとめてはさむことで音が出ないようになります。弦の振動をダイレクトに止めるので効果絶大。まったく音がしなくなるわけではないのですが、かなり小さな音になります。
ただ、小さくなるだけでなく出る音も不自然な音になるので練習していても押さえ方があっているのかな?などわかりにくいのがデメリットです。
とはいえ、サウンドホールカバーではそこそこ音が出てしまうので、この弦をはさむタイプの消音器でないと練習できない方も多いと思います。
音が不自然になると言ってもストロークやアルペジオなどの右手の動きの練習は問題なくできますし、コードの練習やソロウクレレの練習もある程度弾けるようになってから忘れない為の練習をする場合などにはしっかり使えると思います。
マジックテープタイプの結束バンドがウクレレの消音器にピッタリ
音楽にしろ、他の趣味にしろそうですが、専用のアイテムはたいてい高いです。消音器はそれほど複雑な構造ではないのですが、あまり売れるものでもないからか高いんですよね。そこで手軽に安価に手に入るもので消音器の代わりにならないかと思ってみつけたのがマジックテープタイプの結束バンドです。

上の画像は僕がウクレレの消音器として愛用しているものです。嫁ちゃんが昔4〜5個セットで購入したあまりがあったので使っています。

ウクレレに取り付けるとこんな感じ。ちょうどいいサイズ感です。弦の周りを回すのではなく、マジックテープ部分で弦を挟み込みます。
これだけで消音効果はバッチリ。ほとんど音は響かなくなります。もちろんちゃんとした音が出なくなるので音程がわからなくなってしまいますが、とりあえず静かに練習することができます。

マジックテープで弦を挟めればいいということで、100円ショップで買ってきたのが上の商品です。5cm刻みで簡単にちぎることができる結束テープです。

5cmでちぎって2枚で弦を挟んでみたのが上の写真です。あくまで僕の持っているウクレレの話ですが、5cmあれば十分使えますね。たぶん、ソプラノ・コンサートサイズくらいの一般的なウクレレなら同じように使えるのではないでしょうか。
マジックテープタイプの結束バンドは様々なものが売られていますがマジックテープ部分が5cm以上あって弦を4本まとめてはさむことができれば消音器として使えるはずです。
まとめ
今回はウクレレの消音器の代わりになるマジックテープタイプの結束バンドの紹介でした。本格的な消音器も1,000円も出せば買えちゃいますが(汗)そうでなくても効果は変わらないと思いますので、手軽に消音器を試したい方はぜひ試してみてください。
ちなみに、騒音問題に悩まされずにもっとちゃんと練習したい場合にはサイレントウクレレとかエレキウクレレと呼ばれるものもあります。僕も1本持っているのでそのうち紹介したいと思います。