
どーも!ウクレレ大好ききったんです!みなさんもウクレレはじめてみませんか?
いや、このブログでウクレレについて書いたのはたぶん前回の記事がはじめてですし、ウクレレ歴も1年半ほどなので初心者に毛が生えた程度です。
しかし、この1年半はほぼ毎日ウクレレを弾いていますし、手書きの譜面はすでに150曲を超え、ウクレレも材質やサイズ違い、エレキウクレレなど、全部で5本あります。なかなかのハマり具合ではないかと思います。いやはや、ブログ放置してなにしとんねんって感じですけどもね。
そんなわけで、前回の記事を書いて、新たにこのブログにウクレレのカテゴリを立ち上げたわけです。
もちろん初心者の僕がウクレレのテクニックなど解説できるわけもなく、というか、それならベテランの方、プロのコーチの方の記事や動画のほうが1000億倍いいのですが、ウクレレの楽しさや、はじめたて、またはこれからはじめようという方の立場でのアドバイスならできるかな?と思っています。
そんなわけで、今日は僕が個人的に初めての1本におすすめのウクレレ、Enya「Nova U-mini」について紹介します。
ちなみに、これはAmazonや楽天などの通販で比較的安価なウクレレを買って気軽に始めてみようという方向けです。専門店に行って相談できる方や最初からウクレレ教室で習おうと思っている方は、そこで相談したほうがいいと思います。メンテナンスなども相談できますしね。
初心者用のセットや定番の初心者におすすめのウクレレ
安く売られている初心者用のセットってどうなの?
Amazonや楽天ではウクレレ本体にバック、チューナーやカポ、ピックといった基本的なアイテム、さらに教本までセットになった初心者用のセットが安く売られています。
僕も最初はよく分からず、一番安い2,500円くらいのセットを買いました。最近は少し値上がりしているようですが3,000円台で買えると思います。
もちろん、こういったセットでもウクレレをはじめることは可能ですし、続くかどうかわからない趣味に金をかけたくないという人にはいいかもしれません。
ただ、個人的にはあまりに安い初心者用のセットはおすすめできません。
まず、品質が安定していません。基本的に3,000円程度で売っている初心者用セットのウクレレ本体は無名のメーカーが多く、その時々で安く仕入れられるウクレレを使ってセットを組んでいるので定番商品という感じにはなり得ませんし、同じメーカーでロゴなども同じ商品でも品質にバラつきがあるようです。
さらに、こうした安いウクレレは使用している弦の品質が悪いことが多く、そうすると、本体は当たりでそれなりに使えても、弦を張り替えないとチューニングが安定しなかったり、きちんとした音が出ません。
弦も別に買って張り替えることも可能ですが、弦だって1,000円くらいはしますし、初心者にはそこそこめんどうな作業です。買ってすぐに練習できず、弦の張替えから始めるというのはテンションが上がらないですよね。
また、品数の多いセットを買っても本当に必要なものはそれほどありません。とりあえずは本体とチューナーがあれば十分です。ウクレレではピックはあまり使用しませんし、替えの弦も質が悪いものでは意味がありません。コードはネットでいくらでも調べられますし、付属の教本もおまけ程度のものだと使えないと思います。
そんなわけで、絶対にダメということではないのですが、コスパを求めて安いセットを買ってもあんまりお得ではなく、けっきょくしばらくしたら新しいウクレレが欲しくなってしまうのではないかと思います。
定番は木製のウクレレだけど・・・
ウクレレの本体は木製が定番です。というよりも、本体は木製が当たり前でそれ以外の素材は例外と言ったほうが正確かもしれません。
木製のウクレレも5,000〜10,000円くらいでも評判のいいメーカーのものを選べばちゃんと使えるものが買えるはずです。
今回紹介する「Nova U-mini」を作っているEnya(エンヤ)も中国メーカーですが安価でいいウクレレを製造している評判の良いメーカーですし、アメリカでウクレレシェアNo.1と言われるKALA(カラ)のエントリーモデルなども1万円以下で手に入ります。
もう少し奮発するなら、日本のウクレレ界では特に有名なFamas(フェイマス)のウクレレも1万円台から購入可能です。
そんな中でも、ここ数年、手頃な値段と安定した品質で評判が高いのが、ギターメーカーAria(アリア)のウクレレ。特にAU-1は単体なら5,000円以下、チューナーなど合わせて買っても6,000台でウクレレをはじめることができ、初心者におすすめのウクレレとしていろんなサイトやYou Tube動画などでも紹介されています。
僕が近所の楽器店を回ったときも、このAU-1を初心者用のおすすめウクレレとして展示しているところがありました。シンプルで正にこれぞウクレレというデザイン、発売からずっと評判のいいロングセラーで初心者におすすめされるウクレレの定番になるのよくわかります。
僕のおすすめはあえての樹脂レレ!Enya「Nova U-mini」!
そんなわけでウクレレをこれからはじめようという人におすすめするなら、上でも書いたAria「AU-1」など、コストパフォーマンスが良くてオーソドックスなウクレレをすすめるのが定番なのだと思います。
しかし!僕はここであえてEnya「Nova U-mini」をおすすめしたいのです!

まぁ、あえてと言っても「Nova U-mini」も数年前に発売されてから売れ続けているロングセラーで評判も良い、ある意味定番商品です。ただ、初めて見た人は「え?これウクレレなの?」ってなること間違いなしのカーボンファイバー製ウクレレ、通称「樹脂レレ」です。
樹脂レレは「Nova U-mini」以外にも販売されていますが、木製のウクレレにはないメリットがあり、初心者にこそいいのではないかと思うのです。もちろん、オーソドックスなウクレレの扱いと変わってしまう部分もあり、反対する人もいそうですけどね。
ちなみに、「Nova U-mini」は先に発売された「Nova U」のミニサイズということなのですが、「Nova U」がコンサートサイズで「Nova U-mini」がソプラノサイズです。
抜群のコストパフォーマンス!
「Nova U-mini」は本体の他に専用のバックやストラップ、替えの弦がついて、AmazonのEnyaストアで通常価格6,280円(※)とお手頃価格で一式そろうので、コストパフォーマンスは抜群です。さらに、Amazonのセールでは毎回のようにセール価格で販売されています。
(※)2023年4月1日時点の価格です。時々マイナーチェンジしてセット内容も変更になることがあるようです。
ちなみに、チューナーはついていないようですが、僕自身は専用のチューナーは持っているものの普段はスマホアプリで済ませているので、とりあえずはそれでいいのではないかな〜と思います。そうすれば、このセット以外に他に買うものはありません。
工業製品だからこそのそのまま使える安定感
木製のウクレレは自然の素材なのでそれなりにいいウクレレでも個体差があるものですが、樹脂レレは楽器というより工業製品というイメージ。個体差なんてものはありません。
ウクレレを買うと弦高調整といって、ウクレレ本体と弦の距離を調整したりといった作業もあるのですが、「Nova U-mini」ではそもそも調整できないのでやっぱり気にしても仕方ありません。
好みに合わせた調整ができないということでもありますが、初心者が自分の好みなんて考えても最初はわかりませんよね。その点、とにかく樹脂レレは安定しています。誰でも使いやすい標準的な設定でピシッと合わせてあるので、まず弾いてみるのに良いのです。
世界に一つしかないお気に入りの一本なんてのはそれなりにウクレレがうまくなって知識もついてからの話。まず最初は何も考えずに演奏できること。これが初心者向けのウクレレの重要なポイントではないでしょうか。
湿度や温度に左右されずメンテナンスフリー
木製のウクレレは湿度や温度の影響をモロに受けます。材料の伸縮ですぐにチューニングが狂ってしまうし、あまりに環境変化が大きいとヒビが入ってしまうこともあるようです。
ウクレレというとハワイの楽器ということで、海でウクレレを弾くなんてイメージがあるかもしれませんが、潮風なんて当てたら大変です。仕様後はすぐにクリーニングをして潮風で受けた塩分を落としてあげないと傷んでしまいます。
定期的にオレンジオイルやレモンオイルなどで油分を補給してあげたりして、大切に育てると少しずつ音が変わっていくこともあり、楽器を育てる楽しさなんてのもあるようですが、これまた初心者が最初からそんなことを気にしても仕方がないんではないかと思います。
樹脂レレは湿度や温度に左右されることがなくメンテナンスフリーです。濡れたり、潮風を浴びても大丈夫です。汚れてもクリーニングもさほど気を使うことなく簡単にできます。
ただし、金属パーツ部分は錆びる可能性がある(もちろんこれは木製のウクレレも同じです)のでその点はちょっとだけ注意が必要です。
薄くて軽くて演奏しやすく携帯に便利薄くて軽くて演奏しやすく携帯に便利
「Nova U-mini」は一般的なウクレレに比べて本体がかなり薄いです。ウクレレの厚みは規定があるわけでもなさそうで、モノによって違いますし、薄いウクレレは他にもあるのですがそれほど多くはありません。
薄い上にカーボンファイバー製ということもあり、重量もかなり軽いです。
ただし、長さは平均的なソプラノウクレレより少し長いように思います。ソプラノウクレレは21インチが標準ですが、それほど厳密なものではなく、製品により多少の差があります。多分平均より1.5センチ〜2センチ長いのではないでしょうか。
コンパクトで軽いので携帯性に優れています。上でも書いたとおり環境の変化や汚れにも強いのでアウトドアで弾いてもいいですよね。
ちなみに付属のバックはセミハードな感じでなかなか良い作りです。安いウクレレについてくるバックはだいたいペラペラなんですけど、「Nova U-mini」のバックはそのまま使っても十分な品質です。ポケットがないのがちょっと不満ですけどね。
ストラップの取り付けが可能!
肩からウクレレを下げて演奏時に固定するためのストラップ。取り付け可能なものと不可能なものがあります。
厳密にはストラップにも種類があるのですが細かい話は置いておいて、ウクレレ本体の上下にストラップを取り付けるピンがついていて、肩に掛けるタイプのストラップが取り付けられるものがいいです。
伝統的なウクレレの奏法では右腕の肘の当たりでウクレレ本体を支えながら指先は弦を弾くというとても器用なことをやっています。今でもハワイアンなどを中心にした伝統的な奏法を大事にする人はこの奏法が正統なやり方だというかもしれません。
しかし、ストラップでウクレレを支えて右腕をフリーにしたほうがぶっちゃけ簡単じゃないですか!僕らは音楽を楽しみたいのであって、何も同じ音を出すのに難しい条件でチャレンジする必要性はないと思います。
なので、僕がウクレレを買うときはストラップが取り付けられるものを選びます。
見た目や音色は好みが分かれるところだけど・・・
安いウクレレでは最初に張られている弦の質が悪いことが多いと書いたのですが、「Nova U-mini」では上質なフロロカーボン弦が張ってあり、まったく問題なし。最初から何も気にせずバリバリ使えます。
カーボンファイバー製とはいえ音色はしっかりとウクレレらしい音で、音程が外れることもなくまったく問題ありません。
そのうえでですが、同じウクレレとはいえ音色はモノによって千差万別。
「Nova U-mini」に音色は、明るくクリアなのですが若干固い感じがあり、シャープな印象です。カチャカチャいうというか。
この当たりは完全に好みで、僕はウクレレでロックなどを弾き語りすることも多いので、割と好きなのですが、もっと柔らかく優しい音が好きという人もいると思います。ウクレレというと優しい音色というイメージもありますしね。
ただ、いずれにせよ、ウクレレとしてキチンとしたレベルの音が出た上での好みの話です。好みの音色についてはある程度演奏できるようになってもう少しいいウクレレが欲しいという気持ちになってからでもいいと思います。
あと、見た目は完全に一般的なウクレレのイメージと違うのでどうでしょうね〜。僕は正直そこまで好みではありませんが、まぁ、ここは完全に好みですし、カラーバリエーションもあるので見てみてください。
まとめ
ウクレレはじめてまだ1年半の立場で、おすすめの一本なんておこがましいのですが、初心者の立場で1年半の間に何本かウクレレを買って試し練習してきたからこそ言えることもあるのかな?ということで今回の記事を書いてみました。
結局、言いたいことは、初心者は細かいことを考えずにすぐに使えて手間のかからないモノで、とにかく練習したほうがいいよってことです。そしてそれには樹脂レレという選択も悪くない!ってことなんです。