マイナンバーカードの受け取りが大変すぎる!川崎市の場合

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みなさん、マイナンバーカード持ってますか?

僕は制度がはじまって比較的早い段階で取得しました。手元のマイナンバーカードの有効期限を見ると2025年ということになっているので、配布がはじまった2016年に取得しているはずです。e-Taxのログインに使えたり、住民票などをコンビニで取得できたり、持っているとそれなりに便利です。

ただ、子どもたちはこれまで取得していませんでした。正直、子どもがマイナンバーカードを必要とする機会は少ないです。住民票なども親がマイナンバーカードを持っていれば世帯分の住民票を取得することで子供の分も記載されてくるのでそれで十分です。

それに、大人は有効期限10年ですが、子どもは有効期限5年なのでほぼ使うことなく期限が終わりそうな気がします。僕がマイナンバーカードを作ったときに役所の担当の人も「正直、お子さんは作ってもメリット少ないですよ」と言っていました。

しかし、マイナンバーカードの新規取得、保険証との紐づけなどの条件をクリアすると一人あたり20,000ポイントがもらえるとなると話は別です。実質1人あたり2万円もらえるのと同じですからね。子ども3人分で6万円です。

そんなわけで、子どもたちのマイナンバーカードを取得したのですが、申請はスマホで簡単にできるものの、受け取りがとにかく大変でした。今日はそれを書きたいと思うのですが、自治体によって状況が違うはずなので、あくまで川崎市の場合ということでご理解ください。

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マイナンバーカードの受け取りはとにかく条件がキビしい!

マイナンバーカード発行の申請はネットで簡単!

マイナンバーカードの発行の申請はネットで簡単に行えます。僕はスマホでやりましたが、役所から送られてきた案内のQRコードを読み取って、あとは指示された通りに入力するだけです。マイナンバーカードに掲載される証明写真もスマホのカメラで取ればOK。一応背景は無色だとか指定はありますが、特に大変なことはありません。

もしスマホがなくてもパソコンで申請することもできますし、オンライン申請に対応している証明写真機もあるので、それなりにちゃんとした写真で作りたい人はそういったサービスを利用することもできます。

とにかく、発行の申請は簡単です。問題はその後なのです。申請の数週間後に、作成が完了したという案内が来るので受け取りに行くのですが、この受取がめちゃくちゃ大変なのです。

受け取りの条件が厳しすぎる!!

受け取りの方法や本人確認のやり方は自治体によって違うようです。なかには郵送でもOKな自治体もあるようですが、川崎市では原則本人が窓口に行って受け取る必要があります。未成年の場合は本人と法定代理人(親権者等)が一緒に行かなければなりません。

これは確認が厳格で、代理人が受け取りに行く場合は、本人がどうしても直接受け取りに来れない理由を証明する書類が必要です。例えば入院中で窓口に行けないことを証明する書類とか、寝たきりで動けない場合は診断書などが必要だそうです。委任状だけじゃダメなんですね。

未成年の場合も同じで、法定代理人、例えば親が受け取りに行くとしても、本人も同伴でなければいけません。一応、未就学児は窓口に行けない理由として認められる事になっているのですが、小学生以上はNGです。聞いたところによると、連れて行ったはいいものの長時間の待ち時間で子どもが寝てしまい、受け取りの際は起こして一緒に窓口に行って顔を確認しないといけなかったという話もありました。

また、本人確認のための証明書も複数必要で本人が窓口に行く場合も最低2種類、ものによっては3種類の身分証明書が必要です。例えば運転免許証だけではダメで、合わせて保険証やパスポートなどの公的証明書が必要となります。

さらに、法定代理人(親)が子どものマイナンバーカードを代理で受け取る場合には、子供の身分証明書が3種類必要で、そのうち1つは顔写真付きである必要があります。

しかし、未就学児の子どもで顔写真付きの身分証明書なんていわれてもなかなかあるものではありません。その場合は、「個人番号カード顔写真証明書」なる書式を市のホームページからダウンロードできるので、それに子どもの顔写真を貼って、法定代理人の署名をして証明書ということにします。

そんなわけで、とにかく本人が窓口に行かないといけないし、本人確認も厳しくてビックリということなんです。それだけ重要なものだと考えているということなんでしょうけどね。

受け取りが混雑しまくっていて大変なことに!

発行されたマイナンバーカードを受け取れる場所は2ヶ所あります。区役所とマイナンバーカードセンターです。

作成されたマイナンバーカードはマイナンバーカードセンターに保管されています。従って、マイナンバーカードセンターには予約無しで行けますが、区役所の場合は事前に予約して、カードを事前に取り寄せてもらう必要があります。

しかし、この窓口がどちらも激混みです。昔、僕が作ったときはそんなことなかったので、マイナポイントの駆け込みでしょうか。みんなもっと事前に行動しようよ!(←人のこと言えない僕ですが。。。)

まず区役所は予約2ヶ月待ちです。もしかすると平日なら多少の空きはあるかもしれませんが、土曜日希望だと、ガッツリ予約が埋まってしまっています。

あとはマイナンバーカードセンターですね。しかし、こちらも大変なことに!もともと市から届いた案内にはマイナンバーカードセンターでも予約が便利となっていたのですが、予約が多すぎてパンクしてしまったのか予約の受付中止が決定しているとのこと。

さらに、当日受付は、9時半の開所から整理券を配り始め、400人に到達したら終了です。ちなみに日によっては300人のこともあるそうです。いずれにせよこの整理券をゲットしなければ何もはじまりません。

整理券はだいたい午前中に配り終わってしまうそうで、それ以降に行っても門前払いです。整理券をゲットしても安心はできません。そこから実際にマイナンバーカードを受け取るには数時間の待ち時間に耐えなければならないからです。

うーん、これは厳しい。しかも小学生以上なら子どもでも同じ条件で待たないといけないですし、高齢者でも杖ついてでも窓口まで来れるなら本人が取りに来なければいけません。

発達障害の小学生は本人が窓口に行かなくてもマイナンバーカードを受け取れるのか?

そんなわけでかなり厳しい条件であることはわかっていたのですが、すでに申請は済んでいてカードはできてしまっているし、なにせ6万ポイントがかかっています。1日分の日当と考えれば十分です。よし!やったろーやないかい!

我が家には3人の娘がいますが下の2人は未就学児なので本人が窓口に行けない条件はクリア。しかし、長女は小学校2年生です。通常なら長女は本人が窓口に行かないと受け取り不可です。

ただ、我が家の長女はいわゆる発達障害(ADHDとADSの併発)でして、療育クリニックにも通ってますし、市の療育センターで要支援の認定を受けています。当然、長時間の待ち時間に耐えられるタイプではありません。

窓口に行くことができないことを証明する書類は診断書などとなっていますが、これだけのために診断書を取るのは難しい。療育クリニックだって予約は2ヶ月、3ヶ月待ちは当たり前ですからね。しかも、診断書の発行にはそれなりにお金もかかります。

しかたない!行ってみて認められるかわからないけど、支援の受給者証を持っていってみよう!これだって娘に長時間待てない障害がある証明と言えなくはないはずです。窓口で断られる可能性もありますが、勝負する価値はあるでしょう。

そんなわけで!マイナンバーカードを受け取ってきた

そんなわけで!娘ちゃんズ3人のマイナンバーカード受け取りのお知らせと身分証、そして、法定代理人である僕の身分証明書を持ってマイナンバーカードセンターに突撃です。

ちなみに、マイナンバーカードを受け取るときは、(発行されていれば)住民基本台帳カードとマイナンバー通知カードを返納しなければなりません。令和生まれの三女(2歳)はすでに通知カードが廃止され、番号が書かれた通知書になっていましたが、上の2人は返納のために通知カードも持っていきました。

マイナンバーカードセンターは曜日によって開所時間が異なるうえ、お休みは不定期なのでホームページで事前チェックが必須です。僕は日曜日に受け取りに行ったのですが、9時開所で受付は9時半からでした。

受付開始時間の9時半を狙って行ったものの、ちょっと遅れてしまい、整理券を受け取ったのは9時40分くらいだったと思います。

会場の外にスタッフの人がいて「20人前くらいには戻ってきてください」と言って整理券を渡されます。すでに250番台です。ひえー、これではすぐに400人分の枠が埋まりそうです。ホントに競争ですね。

しかし、これだけではどうしていいかわかりません。今、何番の人が呼ばれているかすらわからないのです。会場の中には電光掲示板があるようですが、会場が狭すぎて中に入って待つことはできません。

「あのー、何番まで進んでるかってどうやってわかるんですか?」と聞くと「スマホで整理券のQRコードを読み込んだら今何番まで呼ばれてるか表示されます」との回答。

確かに整理券にはQRコードが印刷されていますが、これだけでは何用のものかわかりません。てっきり受付まで進んだらスタッフさんが読み取るのかと思っていました。ちょっと不親切です。

これは他にも重要なことを説明されてないのでは?と思った僕は「3人分を代理で受け取るつもりなんですけど、整理券1枚でいいんですか?」と聞いてみました。「いや、1枚だと1人分しか受け取れません」と当たり前のように返ってきました。

よく気づいた!僕!何時間も待ってから整理券が足りないから受け取れませんって言われたらやってられませんからね。というか、それなら最低限確認するなり説明するなりしろよ!一方的に一枚だけ渡して終わろうとするな!いや、これはマジで案内がダメダメすぎるでしょう。。。

まぁ、とにかく人数分の整理券をゲットし、スマホで進捗が確認できることもわかりました。待ち人数はまだ200人以上いるので待ち時間はめちゃくちゃあるはず。

とりあえず周辺をブラブラし、お昼になってもまだまだっぽいのでご飯を食べたりしていると、ぼちぼち自分の番が近づいてきました。

14時ころに会場に戻ると番号の近い人が会場の前のスペースに集められています。僕もその列に加わって待っていると、スタッフの人が回ってきます。簡単な受付書みたいなものに記入したり、身分証明書などの必要なものが揃ってるかのチェックを受付までにやっておく感じです。

ここでついにあの問題が!すでに小学校2年生の長女の分を本人不在で受け取れるかというアレです。

スタッフさんに「この方(長女)は未就学児じゃないですよね?」と言われたので、すかさず「発達障害があって待つのが難しいんです」と受給者証を出すと「そうなんですか~、これでいいかちょっと確認してきます」と事務所の方に行ってしまいました。

10分ほどしたときでしょうか、「これで大丈夫です。そろそろ順番なので〜」と案内されて会場に入ります。やった!ほっと一安心、とりあえず言ってみるものです。正直、長女はダメ元だったのでラッキーでした。

その後、会場のカウンターで正式に身分証の確認や申請書の提出をして、マイナンバーカードに登録する暗証番号などを記入します。ちなみに、子供の場合は電子証明書の機能はつかないらしくアルファベットと数字を組み合わせたパスワードは不要です。

ちなみに、クレームというわけではないのですが、受付の人はかなり要領が悪かったです。というか、書類のどこをチェックするかといった基本的なことが頭に入っていない様子。たぶんマイナンバーカードを受け取る人が増えたので急遽増員したり交代したりで不慣れな人がかなりいるんだと思います。

受付が済んでもすぐにカードを受け取ることはできません。再度会場で番号を呼ばれるのを待ちます。

受付が終わってからさらに1時間ほど待っていると、やっと受け取りカウンターの方から番号を呼ばれます。いやー、長かった。最後にカードに記載された名前や生年月日が間違いないかなどのチェックをして、やっと受け取り完了です。

カードを受け取ったときには16時を過ぎていました。マイナンバーカードセンターに着いてからほぼ7時間後でした。

まとめ

いやー、7時間は長かった!途中会場から出られるとはいえ、好きな時間に戻ればいいわけではないし、あまり遠くまで行くことはできません。

受け取りをする人が多いのはしかたないと思うのですが、身分証明書でのチェックが他の行政での申請に比べてかなり厳しいので、受け取るだけなのに一人あたりの時間がかなりかかっているのではないでしょうか。

それと、原則本人でないとダメ、郵送はダメというのもかなりキツい。我が家はなんとか回避できましたが小学校低学年の子供が7時間も待てるでしょうか。高齢者の方や外出不可能ではないけど待つのが困難な人も多いと思います。

マイナンバーカードを普及させたいのであればこの辺を改善しないと、そもそも作りたくても受け取れない人も多いんじゃないかなぁ。。。なんて思ったのでした。

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