どうも!副業サラリーマンブロガーのきったんです。
ああ、お金欲しい。誰か1000億円くらいポンとくれませんか?お金欲しいのでこのブログにも広告を貼っています。アフィリエイトってやつです。
それで、アフィリエイト系で今後問題になりそうなITP2.0がスタートしたじゃないですか。アレやばいんですかね!?
ITP2.0はAppleが提唱したインターネット上のトラッキング防止機能ですが、この影響で今後はアフィリエイト報酬が激減するのでは?みたいな話になっているんですよね。そのITP2.0がついにiPhone向けにリリースされました。さらに9月25日にはMac OS用にもリリースされる予定となっています。
日本ではスマホシェアの70%近くがiPhoneです。このブログでもアクセス解析を見るとiPhoneとiPadからのアクセスが全体の約60%と大部分です。そのiPhoneからのアクセスで広告をクリックされても報酬が発生しなくなるとなるとこれは痛いですね。
その辺のとこ実際はどうなのよ!ってわけでこのブログではどれくらい影響がありそうか考えてみようってわけです。
ITP2.0ってなんなのか!?
ITPはAppleのブラウザ「Safari」に搭載されているトラッキング防止機能です。ユーザーのプライバシーを保護するための機能ってことですね。ITP2.0はそのアップグレードということです。
細かい話をするといろいろな機能があるんでしょうけど、ITP2.0で一番影響が大きいのはサードパーティークッキーが即時削除になったことではないでしょうか。
Cookieってなに?
Cookie(クッキー)はブラウザがいろいろな情報を保存しておく仕組みです。例えば会員制のサイトでIDとパスワードを使ってログインしたとします。するとCookieに「ログイン中」という情報が保存されるわけです。そうでないと別のページに移動するたびにログアウトしてしまいます。
もちろん「ログイン中」以外にもアクセスしているサイトが発行するいろんな情報を保存することができます。
例えばネットショップで買い物するときにはどの商品を買い物かごに入れたかなどをCookieに保存して注文するときにはサイト側で確認していたりします。
アフィリエイトでは「どのサイトに掲載された広告から広告主のページにアクセスしたか?」「いつ広告主のページにアクセスしたか?」などをCookieに保存しています。で、ユーザーが商品を買ったりサービスを利用したりした時にCookieを確認して成果が発生する仕組みなんですね。
なのでこのCookieの仕組みが使えないとアフィリエイト報酬が発生しないというわけです。
サードパーティクッキーとは?
Cookieにはファーストパーティクッキーとサードパーティクッキーの2種類があります。ITP2.0で特に制限されたのはサードパーティクッキーです。
じゃあ、このファーストパーティクッキーとかサードパーティクッキーとかってなんなの?って話ですよね。
Cookieはウェブサイトが発行する情報を保存する仕組みなので、その情報の発行元のドメインが記録されています。ドメインってのは「abc.com」みたいなやつですね。
「abc.com」というサイトを見ている時に「abc.com」から発行されたCookieはファーストパーティクッキー、「xyz.jp」というドメインから発行されたCookieはサードパーティークッキーということになります。
「abc.com」を見てる時に「xyz.jp」から情報を読み込むなんてことがあるの?と思われるかもしれませんが、実はけっこう多いんですよ。ブログ運営していても他のウェブサービスのコンテンツだったり、バナー広告とかを埋め込むことがあるじゃないですか?そういう外部コンテンツが発行するCookieはサードパーティクッキーになってしまいます。
下手な絵ですけどこんなイメージ。
アフィリエイトの場合では、広告主のサイトにASPが提供する広告成果の計測ツールを設置するので計測ツールの発行するCookieはサードパーティクッキーということになり、ITP2.0では広告成果が正しく計測されず報酬が発生しないというわけです。
ITP2.0に対応したASPもある!
ここまでくると「ええ!じゃあもうアフィリエイトだめじゃん!」って感じですが、ITP2.0に対応したASPもあります。計測に必要なCookieをファーストパーティクッキーとして発行する技術があるんですね。
GoogleアナリティクスとかもCookieを使っているのですがファーストパーティクッキーと認識される仕組みになっています。
で、ITP2.0に対応したASPもあるわけです。ただ、ITP2.0への対応は広告主との関係もあって対応しているASPでも案件ごとに対応していたりしていなかったりという状況ですね。なのでこれからはなるべくITP2.0対応のASPや案件を選ぶと報酬が発生しやすいよってことです。
報酬の高い低いや発生しやすいかどうかだけで紹介するサービスを選ぶのはどうかと思いますが、同じ案件であれば対応している方を選んだほうが良いですよね。僕も複数のASPで同じ広告主の広告があってITP2.0への対応状況が違っているのを見つけました。
アドネットワークやASPごとのITP2.0対応状況
というわけでアドネットワークやASPごとのITP2.0の対応状況はどーなってんの?ってことですね。
僕のブログではAdSenseとA8.net、アクセストレード、もしもアフィリエイトの4つの広告を主に掲載しているのでそのへんを見ていきます。
AdSenseは大丈夫っしょ!
まずAdSenseについては大丈夫でしょう。詳細な情報は確認してませんが、AdSenseについては信じてます(笑)
Googleはアナリティクスでもファーストパーティクッキーを使ってユーザーの動向を追うことができる仕組みを持っていますし、アドテクで他の企業に負けるとも思えませんしね。
なによりクリックで報酬が発生するタイプなのでサードパーティクッキーが使えなくても問題ないはず。
もしかするとユーザーごとに調整している広告の最適化には影響するかもしれませんが、個人的にはサイトコンテンツに最適化してくれれば十分です。
ちなみにITP1.0の時には報酬は問題なく発生する。AdSenseとアナリティクスを連携していればユーザーの情報もしっかりと計測できる。アナリティクスと連携していない場合は一部のデータは推測値になる。というような話だったようでおそらくITP2.0でも同じでしょう。
Amazonアソシエイト、楽天アフィリエイトはOK!
個人ブログでよく見かける広告といえばAdSenseとAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトだと思います。
Amazonアソシエイトと楽天アフィリエイトも大丈夫っぽいです。
検索していたところ上の記事を見つけました。Amazonと楽天に確認してITP2.0でも問題ないとの回答だったとのこと。
これは個人的には予想通り。Amazonと楽天は自前でアフィリエイトの仕組みを用意しているのでサードパーティクッキーを利用する必要はないでしょうからね。
Amazonと楽天がOKなら物販系は一安心ですかねー。
A8.netとアクセストレードは案件ごとの対応
ここからが本題です。ITP2.0で一番影響するのはASPの提供する成果報酬型のアフィリエイト広告です。
A8.netではITP2.0以前からITPへの対応を進めていて、ITP2.0の環境でも問題なく計測できるとのことです。さすが、日本最大級のASP!
ただし、ITP2.0に対応するのはITP対応済みの成果測定ツールを使っている広告のみです。対応しているかどうかは広告を検索したときの一覧や案件の詳細ページに「ITP2.0」のマークで確認できます。
A8.netの広告をすべて確認したわけではありませんが、僕が提携している広告を確認したところ8〜9割は対応しているようでした。つまり対応済みの広告のほうが圧倒的多数。今後はさらに対応を進めてくれるでしょうからA8.netはあまり心配なさそうです。
アクセストレードもほぼ同じ状況。ITP対応マークがある広告ならきちんと計測されると思われます。
ただ、アクセストレードではITP対応マークがついてない案件がけっこうあります。あくまで僕が提携している広告を確認した限りですが、4割くらい対応してない。。。これは痛いですね。でもA8.netで対応してなかった広告がアクセストレードでは対応してたりもするので、一概にアクセストレードのほうが対応が悪いとも言えません。
どちらのASPも新規にスタートする広告はみんなITP対応みたいですし、既存の広告も対応を進めてるみたいなので、一時的に報酬が下るかもしれませんが、まぁ、おとなしく待っときましょって感じですね。
もしもアフィリエイトはAmazon・楽天はOK!後は不明。。。
もしもアフィリエイトは公式サイトをみてもITP対応に関する情報がありませんでした。
アフィリエイト界隈ではホットな話題だと思うので、もし対応が進んでるなら何かしら発表しそうなものですけどね。ちょっと勘ぐってしまいますね。
このブログに掲載してるもしもアフィリエイトの広告でA8.netかアクセストレードでも扱っているものはもう貼り替えてしまいました。
残るはブログの至るところに大量に設置しているカエレバリンク。Amazonと楽天はもしもアフィリエイト経由なんです。。。Amazonアソシエイトと楽天アフィリエイトはITPでも問題なしってことなんで、これは全部貼り替えるかもしれません。
SSL対応したときにほぼ一日かかりで全部貼り替えたのに(´;ω;`)
これはめんどうすぎるし、もしもアフィリエイトのITP対応状況は不明なので、とりあえず1週間くらい様子を見てみるつもりです。
※ここから追記
9月27日にもしもアフィエイトのトップページにお知らせがでました!
ITP(2.0含む)対応は広告主ごとに順次実施中です。楽天、AmazonはITP対応完了済みです(連携の仕組み上、過去から問題ございません)。ITP対応完了広告主のご案内表示機能は準備中です。
というわけで、Amazon・楽天はとりあえず問題なさそうで一安心!連携の仕組み上ってのはAmazon・楽天に関してはそれぞれ自前のアフィエイトの仕組みを持っているからってことでしょうね。とすると他の広告主に関しては期待薄かも(^_^;)
とりあえず対応するとは言っているので今後に期待ですね。
まとめ
ITP2.0はアフィリエイト的にはかなり痛い事件ですね。数年前にITPが導入されたときにも1〜2割は収益落ちたなんて話も聞いたことありますが、今回はその比ではないはず。。。対応してない広告だと収益6割減少ってホントにあるかもしれないですよ。
逆にちゃんと対応した広告ならそれほど影響はないはず。
この記事で書いたことはかなり僕の推測を含んでいます。実際にどうなるかはこれから様子見ですね。