読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

物欲に負けた日

怠惰な日々の徒然

残業時間の上限規制100時間だって!?僕の労働環境が改悪されたらどうすんだよ!

f:id:beed:20170323231834j:plain

このところ仕事のグチばかり記事にしている気がするのですが、僕が勤めている会社は基本的にはかなりホワイトよりのグレーだと思っています。サービス残業もないですしね。

2月、3月はかなり忙しくてなんだかんだ残業が多くてブログも放置気味だったわけですが、本格的なブラックに勤めている方に労働時間を話したらたぶん「甘えんな!」って言われそうな気がします。

でも、人生仕事だけのために生きてるわけではないので、やはり正常な労働時間の範囲ってあると思うんですよね。それを考えるとやっぱり忙しかったなって思うんです。

そんななか世間ではちょっと前から残上時間の上限規制ができるってんでいろいろと話題になってますね。しかもその上限が100時間というもんだから悪い意味で話題になっています。

で、この上限規制100時間ってもし正式にはじまったら労働条件が悪化するというか、労働条件改悪の言い訳に使われちゃうって会社も多いんじゃないかと思うんですよね。なんか本当に勘弁してほしいですわ。

残業は月45時間までじゃなかったの?

そもそもですね。労働基準法では残業なんて認められてないわけです。ただし例外的に労働基準法第36条に基づく労使協定、いわゆる「36協定」を結んでいれば残業も認められるって制度です。

36協定は会社と従業員個人又は代表して労働組合が協議して結ぶ協定で内容は話し合いで決められます。少なくとも建前上はね。

ただし、どんな協定でもいいかっていうとそんなことはなくて労働省告示ってので上限が示されているわけですよ。

f:id:beed:20170408161031j:plain

出典:時間外労働の限度に関する基準(厚生労働省)

参考に厚生労働省のパンフレットから表を持ってきましたが、今まで決まってた残業時間の上限って月45時間、年360時間(月平均30時間)なんですよね。

告示は法律ではありませんし罰則もないわけですが、労働基準法第36条第2項に基づいて定められておりちゃんと法的根拠があるわけです。

労働基準法第36条第2項

厚生労働大臣は、労働時間の延長を適正なものとするため、前項の協定で定める労働時間の延長の限度、当該労働時間の延長に係る割増賃金の率その他の必要な事項について、労働者の福祉、時間外労働の動向その他の事情を考慮して基準を定めることができる。

出典:労働基準法

このほか「特別の事情があるとき」はさらに残業時間を延ばすこともできることにはなっていますが、あくまで「特別の事情があるとき」であって基本的には認められません。

ってのが、労働基準法上の残業の取り扱いのはずです。

僕が勤めている会社でも労働組合が協定を結んでいますが、基本的に月45時間まで繁忙期は年2回までを限度に60時間までってのがルールです。2月と3月は60時間までの延長を適用してめいっぱい働いたわけです。

100時間残業しているような方からは「甘えんな!」っていわれそうですがこれでもキツいんすよね~

残業時間の上限規制100時間は改悪じゃないか

今までも残業時間の上限はあったんです。ただ罰則規定がなく有名無実というか効力がなかったんですよね。だからやるべきことは「何時間にするか」なんて議論じゃなくて「罰則規定を作る」ことじゃないですか?

上限規制100時間は事実上の改悪ではないでしょうか?現状45時間規制をちゃんと守っている会社だってあるんです。というか、残業しまくりの会社ばかりクローズアップされていますがそうでない会社も多いんです。

夕方6時くらいにビジネス街の駅に行ってみたらわかります。6時にはサラリーマンの帰宅ラッシュが始まります。10時、11時なんかよりよっぽど混んでる。定時で帰るサラリーマンがそれだけいるんです。

にもかかわらず、上限規制100時間なんて作ってしまったら100時間まではいいよって政府が言ってしまってるようなもんじゃないですか。このせいで残業時間が伸びてしまう不幸なサラリーマンもでてくるんじゃないかな。

f:id:beed:20170408164139j:plain

出典:脳・心臓疾患の労災認定 「過労死」と労災保険(厚生労働省)

だいたい厚生労働省が示している過労死認定ラインは月80時間ですよ。

上の画像は厚生労働省の過労死認定に関するパンフレットですが、脳・心臓疾患で死亡した場合「発症前1ヶ月におおむね100時間」「1ヶ月平均で80時間」を越える残業で過労死の可能性が高いと書いてるわけですよね。

残業時間の上限規制100時間って労働者に死ねっていってるようなもんじゃないですか。

人生でやるべきことは仕事だけじゃない

長時間労働が嫌っていうと「甘えんな!」って声がどっかから聞こえてきそうですが、そもそも人生でやるべきことって仕事だけじゃないですよね。

仕事への責任はもちろんあるんですが、家族への責任、自分自身の人生への責任もあるんです。仕事だけをやっていればそれでいいってわけじゃないんです。

ちゃんと毎日家に帰って家族と過ごす時間を作る。自分自身の人生を豊かにするための活動をする。勉強や読書をする時間を作る。こうしたことは仕事と同じくらい大切だし、やる責任があると思うんです。

そのためには仕事にかける時間をきちんとコントロールしていかなければいけないし、労働者自身がそれをできる環境を政府は作っていかないといけないと思うんですよね。

まとめ

今までの45時間規制をそのままいかしときゃいいじゃないですか。罰則規定作って取り締まり強化でいいじゃないですか。

というわけで、何が言いたいかっていうとですね。

これ以上残業したくないんじゃーーーーー!ってことですね。

ああ、ほんと残業したくない。。。

2017.4.9追記

コメントで「現行法より厳しくなってるのに」とのご指摘を受けました。たしかに法文上はそうですね。今までは特別条項に関しては上限規制がなかったわけですから。

でも、今までは基準がなかったから月45時間、年360時間を基準に「常識の範囲」で36協定を結んでいたわけです。明らかに無茶苦茶な内容なら労基署から指導が入ったり、自主的に考えておかしくない範囲にとどめていたわけです。一部の企業を除いては。

現状80時間を超える特別条項を含む36協定を結んでいる企業は2割程度。60時間を超える特別条項でも少数派で、過半数の企業は特別条項でも60時間までなんです。僕の勤めている会社も60時間まで。

それなのに法文に単月100時間、月平均80時間って具体な数字を入れてしまったら80時間まではいーじゃん!ってなりませんか。。。やっぱり労働条件悪化につながると思うんですよね〜。

それよりも特別条項が乱用されてることの方が問題で月45時間、年360時間までを原則的に守らせていくのが本来じゃないのでしょうか。。。