物欲に負けた日

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続・日本人の人事評価はそんなにおかしいのか?努力を評価することの意味

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今季最大寒波到来ということで、一部地域では豪雪で被害も出ているようですね。自然には勝てませんね。私の実家も長崎なのですが、九州にしては珍しい積雪で大変なことになっているようで心配ですね。

さて、今回は前回の記事「日本の人事評価はそんなにおかしいのか?努力を評価することの意味 - 物欲に負けた日」の続きです。

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前回は成果主義の運用を間違えると社員のやる気を損ねたり、やるべきことをやらないことがあるという話を書きました。今回はその続きで、努力を評価すること、つまり努力主義にはどんな意味があるのかを書いてみたいと思います。

経営者でもない勤め人の戯言ですが、興味のある方はお付き合いください。

努力を評価することは多くの社員に広い業務を促す

努力そのものは企業にとってはさしたる価値のあるものはありません。しかし、努力主義は評価方法としてはメリットもあるものです。

社員の能力の高い・低いに関係なくポテンシャルを引き出せる

成果主義では結果として出てきた成果で評価するので成果さえ上げていれば評価が上がります。しかし、努力主義では、それぞれの社員の能力に合わせて成果を求めることができます。

能力が高くて手を抜いても成果が出る社員がいると、成果主義ではある程度やって後はさぼっているということもあり得ます。しかし、努力主義では常に努力する必要があるわけですから、その能力でできる最大の成果を上げることになるはずです。

社員の成長を促す

仕事をして成果が上がらなければ無意味かというとそうも言いきれません。様々な副次効果があるはずです。社員の成長はその最たるものです。

また、新人が成長し、ライバルとなっても企業の中で歪んだ競争が起こりにくいので新人教育も積極的に行うでしょう。他の社員の仕事に協力し、足の引っ張り合いは起こりにくくなると思います。

数字としてわかりやすい仕事以外も積極的に行う

成果主義では成果としてカウントされにくい地味な仕事や数字に表れにくい仕事も嫌がらなくなるでしょう。

成果主義ではそうした仕事は評価の対象にならないのでやればやるほど損ということになります。たいして努力主義ではそうした仕事を積極的に引き受けても損はしないので、そうした仕事もきちんと行われることになります。

評価方法とは社員にどうあって欲しいのかを示す基準

というわけで2回にわたって成果主義のデメリットと努力主義のメリットを書いてみました。しかし、私は努力主義が正しいとも思いません。どちらが正しいかではなく、どういった企業なのかやどういう業務なのか、どういう方向に向かいたいかを考え評価方法を選択する必要があります。また、1つの指標だけでなく複合的に考えていく必要があるはずです。

成果主義は設定した成果が仕事の評価のすべてになってしまいやすく、補助的な業務が疎かになったり、成果目標を達成するために無茶をするようなことがありえますが、競争を促すことで社員の自主的な仕事への取組みが期待できるなどのメリットもあります。

評価方法は社員にどうあって欲しいのか、どういう働き方をして欲しいかを示す基準だと思います。 ですから、その企業ごと、職種・業種ごとに選択する必要があるものでどちらかを否定したり、どちらかを賛美するのはどうなのかと思うのです。