物欲に負けた日

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日本の人事評価はそんなにおかしいのか?努力を評価することの意味

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先日会社で仕事のやりがいに関する研修があって、仕事に関する考え方・働き方の方向性診断みたいなのを受けました。「専門的な仕事を大事にする」とか「新しいことに挑戦する」とか「総合的な管理を行う」とかパターンに分かれるものなんですが、私は「ライフスタイルを大事にする」でした。当たっていると思います。

さて、仕事のやりがいというと人に認められることを上げる方も多いのではないでしょうか。サラリーマンなら会社や上司に認められて大きな仕事を任されるとかですね。会社の人事評価は社員のモチベーションに大きく関わりますね。

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今日、Facebookを開くとある方が上の記事をシェアしていました。そしてそれにたくさんの「イイね!」や賛同のコメントが付いていました。

この記事を読んでちょっと思うところがあって記事を書いてみることにしました。私の主観で説明すると歪みがあるかもしれないので、気になる方は一度元の記事にも目を通して欲しいのですが、

成果主義は正しいのか

紹介した記事は結果を重視する成果主義が正しいという主張の記事ですね。燃費が悪いというのが何を現しているか真意はわかりませんが、効率の悪い働き方や低い能力の労働者を現しているのかと思います。低い能力の労働者が人一倍努力して並以下の結果を出しても意味がないという主張のように思えます。

大元の元ネタの厚切りジェイソンはアメリカ人です。アメリカは成果主義で、日本もアメリカに倣って成果主義を導入すべきという主張は近年盛んになされています。おそらく高度成長期の終わり頃からではないでしょうか。みんなで一斉に頑張れば成果が出る時代が終わり、こうした考え方が広く起こってきたのでしょう。

しかし、成果主義を賛美する方を見るたびに思うのですが、成果主義を絶対視するのは非常に危険であると思います。努力を評価することは組織を維持する上でとても重要なことでは無いでしょうか。

企業にとって価値があるのは成果だけ

まず、営利企業にとって価値があるのは成果だけです。いきなり自分の主張を否定するようで、矛盾して感じられるかもしれませんが、これは事実です。

努力は本人には成長や達成感など何らかの意味を残してくれるかもしれませんが、組織には何も残しません。特に営利企業であれば尚更です。むしろ残業代が嵩んでマイナスかもしれません。

あくまで最終的な価値・目的は成果にあるということは忘れてはいけません。

成果は誰しもが等しく出せるものではない

しかし、成果は誰しもが等しく出せるものではありません。同じように努力しても必ず差はつきます。逆に成果がほぼ同じでも限界までやっている人と余裕がある人がいるでしょう。

特に成果の差が本人の能力や努力によらない時は不満の元になります。

優秀な人材だけを雇ってやっていけるのであればそれはそれでいいのかもしれませんが、なかなかそうはいきません。しかし、やっても評価されないとなればやる気が出なくなるものです。

成果によって待遇に差をつけることは間違いではありませんが、バランスを失うと大変なことになります。離職率の高い営業職などは、このバランスを失していのでしょう。

部下・後輩に仕事を教えなくなる

社員同士が常に競争を強いられるような企業では、先輩が後輩に仕事を教えなくなっていきます。自分が仕事を教えた後輩がいずれライバルとなるわけですから当然です。

職人の世界は厳しいなどと言います。確かに仕事を覚えること、技術を身につけることは大変です。しかし、入ってきたばかりの新人に自分の大切な技術を教えて、すぐに他に移られたり独立されたら大変だから教えないという理由も大きいはずです。

そうしたことが、一企業の中で起きれば社員は成長しなくなり、技術やノウハウの継承もされなくなります。また、新人はいつまでも大した仕事は任されず、成果主義では評価されないので、辞めていってしまうでしょう。

成果が見えない仕事もある

同じ職場の中でも評価に繋がりやすい目立つ仕事もあれば、地味だけどなくては困る仕事もあります。あまり評価されていなかった地味な社員が辞めるて、いろいろと困ることがあってその社員がやっていた仕事に気づくというのは意外とあるものです。

また、普段は問題にならないような安全性に関することが疎かになったり、数字を上げるために見えないところで手抜きが起きたりすることもあります。

身分が保証されるからできることがある

成果主義では競争で成果があがるという考え方です。しかし、評価方法が難しく、間違えるとデメリットが大きい方法でもあります。また、身分が保証されているからできることもあります。

成果主義が間違いとは思いませんが、適切に運用するのはとても難しいと思います。

なんだか長くなってきました。まだ書きたいことが終わっていないのですが、今日はこの辺にして次回に続きを書くことに致します。

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