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物欲に負けた日

怠惰な日々の徒然

手洗い後の処理で一番汚いのはハンカチですよ。雑菌の数をやたらと気にすることについてちょっと書いてみる。

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先日はてなブログの人気のエントリーで「トイレのハンドドライヤーは手を汚しているかも。」というのを見かけて読んでみました。そこでちょっと思ったことがあったので記事にまとめてみることにしました。

誤解のないように書いておきますが、記事を読んだことは、この記事を書くきっかけですが、特定の記事に反論しようというものではありません。内容も結構外れますしね。近年の除菌ブームといいますか、「細菌の数=清潔度」と考えて過度に清潔を保とうとする流れについて書いてみようと思ったわけです。

「細菌の数=清潔度」ではない

最近は除菌グッズがよく売れているようですね。昔に比べ細菌というものをより気にすようになっているようです。 しかし、「細菌の数=清潔度」というわけではありませんよね。

細菌だっていろいろいます

パソコンのキーボードやスマートフォンはトイレの便座より汚いという話を聞いたことがありませんか?これは細菌の数を調べるとキーボードやスマホの方が便座より多いからなのですが、そもそも細菌の数で清潔度を判断する行為自体に問題は無いのでしょうか?

人間の体には1兆を超える細菌が住んでいると言われます。単に細菌の数で言えばキーボードやスマホより人体の方が遥かに不潔ということになってしまいます。

細菌には有害なものもあれば無害なものもあります。というより無害なもののほうが圧倒的に多いですし、細菌の力を借りなければ人は生きていくことはできません。 細菌がダメならヨーグルトや納豆などの発酵食品は全く食べられないですしね。

ハンドドライヤーに健康リスクはあまりない

ネットで検索してみるとハンドドライヤーが不衛生という話がたくさん出てきました。それらの多くは海外のニュースサイトの記事を引用していました。

'Hygienic' hand dryer hypothesis blows hot air › Dr Karl's Great Moments In Science (ABC Science)http://www.abc.net.au/science/articles/2011/02/15/3139197.htm#.UcPB-66oDMA

この記事にではハンドドライヤーを使用すると手を洗う前より細菌が増えるという調査結果を紹介しており、確かに不潔な印象を受けます。しかし、記事をよく読むとこれらの細菌は健康リスクではないとも書かれています。健康リスクのない細菌に過度に反応するのはいかがなものでしょうか? 細菌が増えて起こる問題はあくまで精神的なものです。

ハンカチの方が細菌は多い

1日に何回手を洗うかは人にもよると思いますが、洗う回数分のハンカチを用意している方は稀でしょう。 人の手は細菌が大量にいます。洗ったからいなくなるということはあり得ません。一度手を拭いて細菌が付着しかつ水分を含んだハンカチをポケットやカバンに入れておいて衛生的なわけがありません。

細菌がどのくらいのペースで増殖するかはその種類や環境によりますが、例えば大腸菌は約20分に1回増殖すると言われます。ということは20分で2倍、40分で4倍、1時間後には8倍になります。その後は1時間毎に8倍になっていくので、4時間後には約4000倍になり、8時間後には1500万倍以上です。

もちろんこれは条件が整った場合の最大の数ですから常にこれだけ増えるわけではありませんが、それでも細菌の数は相当なものになるのは確実ですね。少なくともハンドドライヤーより細菌数が多いのは間違いありません。

それでも私はハンカチを使う

ちなみに私は常にハンカチを持ち歩いています。枚数は1枚だけ。それで何度も手を拭きます。

先程の考察から考えると非常に不潔な感じがしますが、私は気にしません。

ハンカチを使用して重篤な病気に罹ったなどという話を聞いたことがありますか?ハンカチには大量の細菌がいるかもしれませんが、そこに健康リスクはほとんど存在しないということです。そんなものを気にしても全く意味がありません。

そもそもどんなに多いといってもハンカチより人間の口内の方がよほど細菌が多いのです。常に暖かく、水分と栄養が十分にある細菌に理想的な環境ですからね。

重要なのは健康的であること

細菌は量より質です。どんなに多くても無害なものは無害です。毒性の強いものは少しでも猛威を振るいます。だから「細菌の数=清潔度」という考え方は間違いです。毒性の高い細菌に感染しなければ病気に罹ることはありません。

手洗いで落とすのは最近だけではありません。様々な不純物、汗などの分泌物、汚れを落とすのも目的ですよね。

手洗いに限らずですが、大切なのは健康リスクの排除と清潔さを保つことであり、一言で言えば健康的であることだと思います。その為には健康リスクのない細菌まで気にしすぎないということも必要なのではないでしょうか。